研究課題
基盤研究(B)
大規模な砂の堆積・移動現象がみられた2011年東北日本太平洋沖地震津波(以下3.11津波)による堆積物運搬の様式を粒度組成と堆積相および珪藻群集から類推し,津波による上げ波と戻り流れの水理作用を解明するための堆積学的条件を解明した.3.11津波発生直後に仙台湾沖の海浜と沖浜で採取した多くの採砂泥試料の組成解析により,系統的な海側細粒化と淡水汽水珪藻類の沖浜での再堆積が認められた.この現象は堆積物の移動と集積を試行する水槽実験装置の再現結果と調和しており,溯上津波のエネルギー散逸を反映する重要な基準として扱い得る可能性が明らかとなった.
すべて 2014 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (7件) 図書 (5件)
ペドロジスト
巻: vol. 58(印刷中)
http://pedology.ac.affrc.go.jp/
Natural Hazards
巻: vol. 68 ページ: 631-643
10.1007/s11069-013-0640-z
Pure Applied Geophysics
巻: vol. 170 ページ: 831-843
10.1007/s00024-012-0460-1
応用地質
巻: vol. 53 ページ: 313-319
http://www.jseg.or.jp/03-publication/magazine.html
Sedimentary Geology
巻: vol. 282 ページ: 14-26
10.1016/j.sedgeo.2012.08.001
地球科学
巻: vol. 66 ページ: 209-210
http://www.chidanken.jp/ES/chikyu.html
堆積学研究
巻: vol. 71 ページ: 105-117
http://sediment.jp/05shuppan/j0071-2.html
Marine Geology
巻: vol. 283 ページ: 66-78