研究課題
基盤研究(B)
ChIP-seq解析および比較ゲノム解析により3株の大腸菌においてH-NSの結合位置を高精度に決定した。その結果、3株の共有ゲノム領域におけるH-NSの結合は高度に維持されており、ゲノム配列の多様化がH-NS結合位置には影響を与えない事が明らかとなった。また、大腸菌46株の比較ゲノム解析により、配列多様化が極端に進んだ領域には高頻度にH-NSが結合する傾向があり、その領域には哺乳類腸内環境において重要な遺伝子が存在する事がわかった。H-NSは単に遺伝子の発現抑制のみならず,遺伝子の変異蓄積を許容することによる大腸菌ゲノムの多様化さらには生息環境への適応をもたらしている事を示唆している。
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