研究課題
基盤研究(B)
本研究では、分化に伴って発現するすべての遺伝子の発現制御、つまり、高次制御の全容解明を行うため、発生胚を含めたゲノムワイドな解析系を構築した。その結果、骨格筋分化の発生段階ではH3.3のマーキングが形成されたゲノム領域ではH3K27me3とH3K4me3の双極性修飾が形成されること、分化に伴って双極性修飾がいずれか片方に変化していくことが明らかとなった。またH3.1を強制的に取り込ませた場合、H3.3と異なりH3K27me3の修飾のみが形成されることが明らかとなった。以上のことからヒストンバリアントはヒストン修飾の選択性を決定することで分化制御を行ってることが明らかとなった。
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