研究課題
基盤研究(B)
西中国および東中国山地のツキノワグマ個体群は、それぞれ「絶滅のおそれのある地域個体群」に指定されている。ツキノワグマのMHCクラスII DQB遺伝子第2エクソン(270塩基対)の多様性を西日本の6つの地域個体群間で比較した結果、特に西中国個体群において、対立遺伝子の数が少なく、ヘテロ接合度が著しく低いことが明らかになった。また、先行研究との比較から、北近畿以西の地域個体群、及び四国個体群において、20世紀末の個体数減少時にその遺伝的多様性を大きく減らした可能性があることがわかった。
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森林総合研究所関西支所研究情報
巻: 104 ページ: 3