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2011 年度 実績報告書

グローバル大国・中国の出現と東アジア-学校間交流による学際的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23310181
研究機関大阪大学

研究代表者

田中 仁  大阪大学, 法学研究科, 教授 (60171790)

研究分担者 三好 恵真子  大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (60294170)
竹内 俊隆  大阪大学, 国際公共政策研究科, 教授 (60206951)
宮原 曉  大阪大学, グローバルコラボレーションセンター, 准教授 (70294171)
思 泌夫  大阪大学, グローバルコラボレーションセンター, 特任准教授 (40452445)
高橋 慶吉  大阪大学, 法学研究科, 准教授 (60456928)
キーワード地域研究 / 中国 / 東アジア / 日中関係
研究概要

(1)本研究課題を着想する基盤にあった『共進化する現代中国研究:中国地域研究の新たなプラットフォーム』の編集作業を完了し,公刊を果した(田中仁・三好恵真子編,大阪大学出版会,2012年3月)。本研究の研究組織は学内の文系部局の教員による研究分担者,学外の連携研究者,ならびに中国と台湾の研究協力者によって編成されており,学内における現代中国研究ネットワークの構築,国内の諸領域の研究者とのリンケージ,ならびに国外連携の展開を構想している。このことから,学内・同書を国内・海外の研究者に配布し,本研究を推進するための意見聴取を求めた。
(2)大阪大学グローバルコラボレーションセンターが企画する海外フィールドスタディプログラム・天津南開大学(首届南開-阪大研究生研究交流会)に参与した(2012年3月)。これまでの交流をふまえて,今後全学的交流に発展させる展望を得た。
(3)2012年3月,沖縄セミナーを開催し,『共進化する現代中国研究』の合同書評会を通して今後の研究課題の方向性をめぐる討論を行なった。同時に2012年8月に台湾・東華大学で開催する第6回国際セミナーの持ち方について,現代中国研究に関する東アジア学際的プラットフォーム構築とその展開という観点から議論した。このセミナーにおいて,(a)2012年度に現代中国研究にかかわるテキストをとりまとめること,(b)第6回国際セミナーでは日本国内での若手研究者,ならびに東華大学での歴史系以外のスタッフの参加を促すこと,(c)「リスク化する中国(風険中国)」を本研究全体の課題とし,2013年に大阪で開催する国際セミナーに向けて具体化を図ること,を確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

追加採択のため,本年度は実質4か月の実施期間となった。この時期が本研究課題を着想する基盤にあった『共進化する現代中国研究』の編集作業の最終段階となり,これを関連づけて研究を進めることができた。2012年3月開催の沖縄セミナーにおいて,本研究の課題と方法について集中的な討論を行った。

今後の研究の推進方策

(1)2012年8月に台湾・東華大学で開催する第6回国際セミナーでは,愛知大学・広島大学など連携研究者との協同を進めるとともに,ホスト校の東華大学でも歴史学系のみならず全学的な取り組みの可能性をさぐる。
(2)2012年度に現代中国地域研究のテキストをとりまとめる(pdf形式で大阪大学中国文化フォーラムのホームページに公開する)。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 21世紀東アジアにおける人間の安全保障構築に向けて2012

    • 著者名/発表者名
      三好恵真子
    • 雑誌名

      共進化する現代中国研究(大阪大学出版会)

      ページ: 347-360

  • [雑誌論文] 歴史学と諸学との対話2011

    • 著者名/発表者名
      田中仁
    • 雑誌名

      共進化する現代中国研究(大阪大学出版会)

      ページ: 1-8

  • [学会発表] 歴史学と諸学との対話:学校間交流・学際的基盤構築から得られたもの2012

    • 著者名/発表者名
      田中仁
    • 学会等名
      大阪大学GLOCOL海外フィールドスタディ「天津・南開大学」
    • 発表場所
      天津・南開大学(中国)
    • 年月日
      2012-03-06
  • [備考]

    • URL

      http://www.law.osaka-u.ac.jp/~c-forum/box/global-china.htm

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公開日: 2013-06-26   更新日: 2014-05-02  

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