研究課題
2014年度は以下の4つの研究目的を掲げたが、それぞれについて研究実績の概要は次の通りである。(1)宗教文化教育の教材の刊行:4年間の研究によって収集・整理、さらに分析された宗教文化教育の教材について、教員や学生が利用しやすい形態にまとめ、『宗教文化教育の教材開発』として2015年2月に刊行した。「宗教文化教育のための基本文献」、「世界遺産と宗教文化」、「博物館と宗教文化」、「映画と宗教文化」の項目に整理し、それぞれについて教材とその概要を紹介した。DVDを付録として、オンライ教材との連携を図った。(2)教材のウェブ公開に関する研究:本科研のホームページにおいて、世界遺産と宗教文化に関するデータベースを作成し、解説、写真を掲載するとともに、グーグルマップと連携させて宗教文化と関わりの深い世界遺産を地図上に示すシステムを構築した。同様に、宗教文化の理解に資する映画、宗教文化について学べる国内の博物館のデータベースも作成し、映画に関しては関連する都市、また博物館については所在地を地図上に示した。これらはいずれも宗教文化教育に関心をもつ大学教員及び学生をはじめ、誰もがオンラインで自由に利用できるシステムである。(3)国外における教材調査:2014年5月に中国の北京、鄭州、西安の調査を行った結果に基づき、現代中国の宗教文化に関する画像、動画資料を収録した。(4)研究会の開催:イギリスおよびアメリカの研究者を招いて、欧米における博物館を宗教文化教育に際してどのように利用していくかについて国際フォーラムを開き、意見を交換した。学生をともなった教団調査などを踏まえつつ、宗教文化教育の具体的方法についての研究会を数度開催した。これらの研究成果は論文として公刊した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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國學院大學研究開発推進機構紀要
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http://www2.kokugakuin.ac.jp/erc/index.html