研究課題/領域番号 |
23320022
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
大谷 栄一 佛教大学, 社会学部, 准教授 (70385962)
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研究分担者 |
吉永 進一 舞鶴工業高等専門学校, 人文科学部門, 准教授 (90271600)
岡田 正彦 天理大学, 人間学部, 教授 (00309519)
高橋 原 東京大学, 人文社会系研究科, 助教 (30451777)
江島 尚俊 大正大学, 綜合仏教研究所, 研究員 (80569913)
谷川 穣 京都大学, 文学研究科, 准教授 (10362401)
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キーワード | 近代日本宗教史 / 近代宗教 / アーカイヴ / 出版文化 / 明治仏教 |
研究概要 |
本プロジェクトでは、2011年4月29日に佛教大学にて共同研究を開始するに際しての打ち合わせを行い、以降、6月25日(於龍谷大学)、10月16日(於龍谷大学)、2012年2月12日(於早稲田奉仕園セミナーハウス)に計3回の研究会を実施した。 研究会では共同研究メンバー(研究分担者、研究協力者)による研究発表と、研究分担者による作業報告を行った。 本プロジェクトは、「近代日本宗教に関する一次資料のアーカイヴ」の構築を目的としているが、とくに今年度は、明治年間に創刊・刊行された仏教関係の新聞・雑誌データベース(明治仏教雑誌・新聞DB)と大阪府高槻市の正徳寺に残る宇津木二秀旧蔵の国際仏教関係資料(宇津木資料)の調査において、大きな成果をもたらすことができた。 明治仏教雑誌・新聞DBについては、896点の新聞・雑誌の所蔵先をインターネット上の検索手段や所蔵目録を通じて調べることができた(ただし、所蔵先がみつからなかった資料もあった)。この調査は、戦前に実施された調査にもとづく原資料をもとに調査を実施しているが、今回、53点に及ぶ新資料を発見することができた。また、宇津木資料については、これまで未整理だった資料を整理し、その分析に取り組むとともに、資料の電子化の作業を進めている。 研究代表者、研究分担者による研究成果も多く、近世・近代仏教史、近現代神道研究、宗教教育研究を中心とする雑誌論文21件・著作7件を刊行し、着実に研究実績を積み重ねることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
明治仏教雑誌・新聞DB、宇津木資料ともに作業チームを組んで、調査に取り組み、着実に作業を進めている。
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今後の研究の推進方策 |
今後、明治仏教雑誌・新聞DB、宇津木資料の調査以外に、近代神道関係の雑誌・新聞データベース作成にも取り組むことで、「近代日本宗教に関する一次資料のアーカイヴ」の構築に取り組む予定である。
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