研究課題/領域番号 |
23320030
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
秋山 聰 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (50293113)
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研究分担者 |
佐藤 康宏 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (50141990)
板倉 聖哲 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00242074)
高岸 輝 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 准教授 (80416263)
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連携研究者 |
京谷 啓徳 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 准教授 (70322063)
芳賀 京子 東北大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (80421840)
畑 浩一郎 聖心女学院大学, 文学部, 講師 (20514574)
福島 勲 北九州市立大学, 文学部, 准教授 (30422356)
塚本 麿充 東京国立博物館, 研究員 (00416265)
田中 正之 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (70290872)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 西洋美術史 / 宗教美術史 / 比較美術史 / 日本・東洋美術史 / 宝物 / 聖遺物 / 聖像 / 所蔵目録 |
研究概要 |
ハンス・ベルティンクが芸術ではなくイメージという用語を用いて中世キリスト教美術を見直したように、本研究においては、宝物という概念を軸に、洋の東西の美術史をとらえ直そうと試みた。美術ないし芸術という概念が未発達だった時代に、宝物として扱われた事物は、必ずしも現在の美術作品あるいは文化財という概念と一致するものではなかったこと、またしばしば消耗品的性格を有していたこと等が明らかとなり、宝物への着目が前近代の造形イメージを総体として把握しうる手段として有効であることが判明した。本研究の過程で国際的な研究者のネットワークが形成され、今後の比較美術史研究にとっての基盤となることが期待される。
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