研究課題/領域番号 |
23320040
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術学・芸術史・芸術一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
芳賀 京子 東北大学, 文学研究科, 准教授 (80421840)
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研究分担者 |
大石 岳史 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (80569509)
小野 晋太郎 東京大学, 生産技術研究所, 特任准教授 (80526799)
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研究協力者 |
池内 克史 東京大学, 情報学環, 教授 (30282601)
KADER Ingeborg Museum für Abgüsse Klassischer Bildwerke in München, Director
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 芸術諸学 / 美術史 / ギリシア彫刻 / ローマ美術 / 3D形状比較 / 国際情報交換 |
研究成果の概要 |
本研究では約40体の古代彫刻を±50μmの精度で3D計測し、3Dモデル化した上で、非常に精密な形状比較を行った。結果、古代ローマのコピー工房が彫像の頭部や手足を特に正確にコピーしたこと、形状の正確さとは別に、コピーには数%のスケールの変化がつきものであること、しかしスケールをそろえれば頭部など正確なパーツの誤差は2mm以下で彫られていることが判明した。こうしてローマ時代のコピーを通してギリシアのオリジナルのブロンズ像の制作過程を知ることも可能であることが示されたため、ポリュクレイトスの作品のコピーを比較したところ、彼がブロンズ彫刻《槍を持つ人》の原型を他作品に利用していたことが確認された。
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自由記述の分野 |
美術史
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