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2011 年度 実績報告書

大学における「アート・リソース」の活用に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23320042
研究機関筑波大学

研究代表者

五十殿 利治  筑波大学, 芸術系, 教授 (60177300)

研究分担者 後小路 雅弘  九州大学, 人文科学研究科, 教授 (50359931)
茂登山 清文  名古屋大学, 情報科学研究科, 准教授 (10200346)
キーワードアート・リソース / 大学美術館 / 芸術学
研究概要

4本年度、本研究の全体計画は以下の通りである。
(1)「アート・リソース」の位置づけについての実践的な調査研究:大学における「アート・リソース」とはなにかを問いかけ、その保存、管理、そして活用について考察すること。
(2)「大学におけるアート・リソースの活用」に関するwebsiteの立ち上げと各班の研究活動状況の公表。
(3)合同研究会と国際的な研究集会の開催。
(1)については6月に開催したキックオフの合同研究会で、本研究の目的等を再確認した上、積極的に取り組むこととした。
(2)については、計画通りに、本研究のwebsiteとしてhttp://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~satanaka/u/を立ち上げるとともに、twitterにも対応し、情報発信に努めた。
(3)については、東日本大震災のため、準備段階では筑波大学での開催を予定していたが、海外からの研究者の招へいを容易にするために、会場を変更した結果、公開の国際研究集会「ミュージアムとしての大学キャンパス」と題して10月22日名古屋大学において開催した。そこでは、国内外の大学における大学ミュージアムあるいは、ミュージアムを持たない大学におけるアート・リソースの活用方法について報告された上で、研究分担者も討論者として参加して、大学におけるアート・リソースについての議論を深めた。また、11月12日には名古屋大学班においては、「アート・リソース活用のためのシステム」研究会を開催し、システム構築をテーマとして検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

東日本大震災のために年度当初において若干混乱があったことはいなめないが、研究分担者、連携研究者の協力でその後は順調に進んでいる。

今後の研究の推進方策

本年度は各班のコミュニケーションを積極的に進めて、共通理解を深めることに努めたが、この方針は継続して維持し、「アート・リソース」という概念についてさらに検討を深めて、普及を図る。そのため、本研究による講演会・研究会を積極的に開くとともに、関係の学会・研究会等への参加によって情報発信力を強化することに努める。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] いまここに在るAQAプロジェクト2012

    • 著者名/発表者名
      後小路雅弘
    • 雑誌名

      報告書:台湾/日本-いまここに在るということ

      ページ: 32-34

  • [雑誌論文] A study on Appreciation from the Informatics Point of View through Experiments at Gifu Museum2011

    • 著者名/発表者名
      成知垠、茂登山清文
    • 雑誌名

      Fourth International Conference on The Inclusive Museum

      ページ: 19-19

  • [雑誌論文] 「瑛九さん」から瑛九へ瑛九の「評価」をめぐって2011

    • 著者名/発表者名
      五十殿利治
    • 雑誌名

      生誕100年瑛九展

      ページ: 15-15

  • [学会発表] 視覚文化としてのアートリソース2011

    • 著者名/発表者名
      茂登山清文
    • 学会等名
      「アート・リソース活用のためのシステム」研究会
    • 発表場所
      名古屋大学(愛知県)
    • 年月日
      2011-11-12
  • [備考]

    • URL

      http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~satanaka/u/

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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