研究課題
基盤研究(B)
古代ギリシアのブロンズ彫刻の代表作「リアーチェの戦士AB」(紀元前5世紀、レッジョ・カラーブリア国立考古博物館)がどのように作られたかを追究した。期間内に計5回海外調査旅行を実施し、「リアーチェ」をはじめ40点ほどの古代ブロンズの現物調査を行った。また両像の体内から取り出した鑄造土と、両手・両足に固定材として使われていた鉛を分析調査した。得られた知見に基づき、両像全身の古代の技術による再現実験を行う前段階として、再現実験用元原型(粘土~石膏~樹脂)を制作し、その作業の中で、原作の原型制作の実際について考察・推定した。原作の蝋原型の作り方は両像とも基本的には間接失蝋法と推定される。
すべて 2013 2011
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (6件)
アジア鑄造技術史學會研究發表資料集
巻: 7 ページ: 53-65
巻: 7 ページ: 37-52
アジア鑄造技術史学会研究発表概要集
巻: 5 ページ: 35-38