研究課題/領域番号 |
23320062
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
中井 亜佐子 一橋大学, 言語社会研究科, 教授 (10246001)
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研究分担者 |
中山 徹 一橋大学, 言語社会研究科, 教授 (60292489)
越智 博美 一橋大学, 商学研究科, 教授 (90251727)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 英語圏文学 / モダニズム / 国際研究者交流(イギリス、アメリカ、カナダ) |
研究実績の概要 |
平成26年度はプロジェクトの総括として、国内外の最先端の研究者を招聘して、モダニズム・モダニティの概念を歴史、文学、政治思想の3つの側面から再検討した。1月11日に国際シンポジウム C. L. R. James Today を開催し、英国の歴史研究者クリスチャン・ホグスバーグに基調講演をしていただき、中井亜佐子(研究代表者)等が研究発表をした。また、本橋哲也(東京経済大学)にコメンテータをお願いした。 2月にはブリティッシュ・コロンビア大学からディナ・アルカシム、ジョン・カルバートの2名の研究者を招聘し、17日に講演会 National Fantasmagoria を開催した。アルカシム、カルバートはともに北米最先端の理論的文学研究者であり、とくに今回の講演では、地域的な広がりだけでなく時間的なうながりへの理論的視座が提供された。 3月には英国の政治哲学者ピーター・ホルワードを招聘し、立命館大学の先端総合学術研究科の協力の下、講演会を2回開催した。3月15日の講演では「自己決定と政治的意志」という演題で、ルソーの一般意志の概念の再評価を行った。コメンテータにはフーコー研究者佐藤嘉幸(筑波大学)を招いた。19日には立命館大学で「ジル・ドゥルーズと政治」という演題で講演会を開催し、千葉雅也(立命館大学)らがコメンテータを務めた。いずれの講演会も、ホルワードのラディカルなポストモダン批判に対して、刺激的な討論が行われた。 成果発表としては、平成24年度、平成25年度に開催した二つの講演会の論集を、『デリダと文学』(ニコラス・ロイル著、中井亜佐子他訳)、Travelling Modernisms, Comparing Cultures: Daniel Williams Lecture Series (Raymond Williams Kenkyu) として刊行した。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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