研究課題
最終年度となった平成26年度は、研究成果をまとめ、広く対外的に公開して、研究全体を完了した。まず、補修及び写真撮影を行った民間宗教経巻資料については、既存の影印叢書などに収録される資料とも対照させた上で、「広島大学太田研究室所蔵宝巻解題目録稿」として、詳細な解題目録を作成した。また、各メンバーで当該宝巻資料についての論考の作成を進め、10月に開催された宝巻の国際シンポジウム、「中国宝巻国際検討会」および「“經典、儀式與民間信仰”國際學術研討會」において、本研究が整理対象とした資料全体の紹介、宝巻資料に見える準提信仰の問題、宝巻資料に見える元帥神の問題、宝巻研究の現地調査に関わる問題などについて、それぞれ研究発表を行った。そして上記口頭発表を元に、各自論文を執筆し、作成した解題とともに、最終的に成果報告論文集として纏めた。また、研究成果を一般にも広く利用できるよう、すべての写真資料と解題をWEB上で公開した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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中国都市芸能研究
巻: 13 ページ: 27-41
東アジア文化交渉研究
巻: 8 ページ: 163-169
ケース研究
巻: 320 ページ: 5-31
関西大学東西学術研究所紀要
巻: 47 ページ: 71-85
東方宗教
巻: 124 ページ: 39-62