研究課題
本年度は計3ヶ年の研究期間の最終年度となり、8名の共同研究者が、おのおののテーマに一区切りをつけるべく、研究発表ないしは論文執筆を行った。全体的な成果としては、11月23日(土)に、早稲田大学を会場に、第3回南宋江湖詩派国際シンポジウムを開催した。今回のシンポジウムでは計7名の研究発表が行われ、それぞれ活発な意見交換がなされた。氏名と発表題目は以下の通りである(*は共同研究者)。①阿部順子(慶應義塾大学):戴復古の謁客詩について─その修辞技法の特徴と干謁の実相─、②*浅見洋二:江湖派と陸游・楊万里、③*種村和史:厳粲は朱熹の詩経研究をどのように受け継いだか?─『詩緝』所引朱熹詩説考─、④朱剛(復旦大学):僧詩、「晩唐体」与「江湖詩人」─従『聖宋高僧詩選』談起─、⑤*東英寿:劉克荘の鑑定眼─その詩文創作観との関連─、⑥熊海英(江漢大学):詩在「江湖」─被辺縁化的詩人和作為詩歌場域的「江湖」─、⑦張健(香港中文大学):江湖与廟堂之間─晩宋詩歌的辺縁化与詩人群体的遊士化最終年度になって、具体的な成果が徐々に現れてきたが、研究の本格化、ないしは正念場は、これから始まる、といってよい。なお、この3年間の活動成果を形に残すために、勉誠出版の『アジア遊学』において、南宋江湖詩派の特集号を組んでもらうことになった。共同研究者を中心に、この研究の意義が広く伝わるように発信してゆきたい。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 1件)
慶應義塾大学日吉紀要『中国研究』
巻: 7 ページ: 1-15
『比較社会文化』
巻: 20 ページ: 53-59
『斯道文庫論集』
巻: 48 ページ: 119-143
名古屋大学中国文学研究室『中國語學文學論集』
巻: 26 ページ: 1-10
東華大學中國語文學系 『東華漢學』
巻: 17 ページ: 105-136
『懐徳』
巻: 82 ページ: 35-45
早稲田大学国文学会『国文学研究』
巻: 171 ページ: 12-24
江湖派研究会『江湖派研究』
巻: 3 ページ: 48-65
巻: 3 ページ: 23-47
巻: 3 ページ: 66-78