研究課題
本年度の実績について、①ポッドキャストの開発と配信に関するもの、②ポッドキャストとウェブ型教材(WBT)を利用した一斉指導・個別学習・協同学習の実践とその効果に関するもの、そして③デジタルストーリーテリング(DST)および協同学習に関するもの、以上の3点を中心に説明する。まずポッドキャストに関しては、英語学習用音声教材52本(前年度からの累計156本)および準拠教材を開発した。これらをポッドキャストとして一般公開した。また、国際的なポッドキャスト活用の実態を把握するために、日本と中国の大学生の英語学習意識に関する調査を実施した。ポッドキャストとWBTを利用した一斉指導・個別学習・協同学習に関しては、ポッドキャスト利用による個別学習の支援が学習者のリスニング不安に及ぼす影響を研究するとともに、WBTを利用したディクテーションの効果の検証を行った。さらに上述のポッドキャスト教材を利用して、授業外での個別学習(WBT)と授業内での協同学習(ディクトグロス)を連携させた実践を行い、その効果を検証した。さらにDSTと協同学習に関しては、前年度の成果と反省を踏まえ、手順等を修正し、英語の多読活動と組み合わせたDSTの実践研究を行った。また、DSTと協同学習による学びあいの方法論を応用し、上述の語彙教材を利用したデジタルスキットの制作活動を実施し、その成果物を一般公開した。さらに、協同学習が学習者の動機付けに及ぼす効果に関する研究を行った。以上の各取り組みを通じて得られたデータをもとに、それぞれの効果を検証し、国内外の学会および論文で成果発表を行った。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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広島外国語教育研究
巻: No.17 ページ: 167-172
巻: 17 ページ: 231-238
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