研究課題/領域番号 |
23320123
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研究機関 | 京都外国語大学 |
研究代表者 |
赤野 一郎 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (50104633)
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研究分担者 |
石川 保茂 京都外国語短期大学, キャリア英語科, 教授 (90257775)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | ブレンデッドラーニング / 外国語教育 / MALL / 授業デザイン / 語彙習得 |
研究概要 |
本研究の目的は、多様なブレンデッドラーニングを最適化する全く新しい授業デザインを考案し、その授業デザインに即した学習カリキュラムを開発することである。本目的を達成するために、研究の各段階において関係領域の専門家で構成される検討委員会から評価を受けながら、社会的、学術的ニーズに即した研究を、平成23年度から順次進めてきた。 具体的には、1.最新のコロケーション研究を反映した英語・英語学習者コーパスの分析方法の考案、2.考案した分析方法に基づく、独自に構築する英語コーパスの分析と学習者が習得すべきコロケーションの選定、3.コロケーションを含むテキストの電子教科書化、4.Mobile Assisted Language Learning (MALL) 環境の確立、5.MALLを取り入れた授業デザインと学習カリキュラムの考案・開発、6.検証授業を通じた授業デザインと学習カリキュラムの標準化である。 本年度は、本研究の最終段階である検証授業を通じた授業デザインと学習カリキュラムの標準化に向けて、MALL環境の確立とそのMALLを取り入れた授業デザインと学習カリキュラムの考案・開発を行い、その考案・開発した授業デザインと学習カリキュラムのα版により、検証授業大学において検証授業を実施した。その検証授業を通じて、作成した授業デザインと学習カリキュラムのα版を改良したうえで、MALLを取り入れた授業デザインと学習カリキュラムのβ版を作成した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成24年度作成した授業デザインと学習カリキュラムのα版により、検証授業大学において検証授業を実施し、検証授業を通じて、作成した授業デザインと学習カリキュラムのα版を修正したうえで、MALLを取り入れた授業デザインと学習カリキュラムのβ版を作成することができ、平成26年度に実施する予定であるMALLを取り入れた授業デザインと学習カリキュラムの標準化の準備が整ったため。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、本研究の最終段階である検証授業を通じた授業デザインと学習カリキュラムの標準化に向けて、本年度に作成したMALLを取り入れた授業デザインと学習カリキュラムのβ版を、さらなる検証授業を通じて、改良し、MALLを取り入れた授業デザインと学習カリキュラムの最終版を作成・標準化を図る。
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