| 研究課題/領域番号 |
23320126
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| 研究機関 | 福井大学 |
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研究代表者 |
藤原 哲也 福井大学, 医学部, 教授 (30362338)
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| 研究分担者 |
大谷 誠 同志社大学, 文学部, 嘱託講師 (10536105)
長廣 利崇 和歌山大学, 経済学部, 准教授 (60432598)
鈴木 晃仁 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (80296730)
中野 智世 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (90454470)
山下 麻衣 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (90387994)
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| 研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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| キーワード | 障害者 / 労働 / 比較史 / 障害学 / 雇用 |
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| 研究概要 |
平成24年度は、昨年に引続き、各研究者が資料収集に従事しながら、集めた資料分析を行い、研究会を開催した。研究会は3回開催し、第一回研究会（24年8月、阪南大学）では、本研究の理論的背景を参加研究者の間で共有するために、John Rawlsとその関連図書を通読した。第二回研究会（25年2月、同志社大学今出川キャンパス）では、立岩真也氏(立命館大学）を招き、障害学の立場から近年の日本における障害の労働に関する講演会を開催し、参加者は本課題と障害学との接点について理解を深める機会を得た。第三回研究会（25年3月、同志社大学今出川キャンパス）では、参加研究者の進捗状況について報告し、連携研究者である小林丈広氏から障害者と人権の歴史の共通点に関する話を聴取し、研究全体の方向性についての意見交換を行った。
本課題探求のために、各参加研究者は、研究対象国および国内の史料所蔵施設にて史料収集を行った。藤原は、アメリカ合衆国のNational Institute of Health, National Library of Medicineにて、第二次世界大戦中・後の合衆国の傷痍軍人に関する史料収集を行った。鈴木は、日本の国会図書館において、精神障害者に関する史料収集を行った。大谷は、イギリスの London Metropolitan Archives LibraryとLondon School of Economics Libraryにて精神薄弱者対策に関わる史料収集を実施した。中野は、ドイツのベルリン国立図書館、デュッセルドルフ大学医学史研究所図書館にて身体障害児についての史料収集を行った。長廣は、国立国会図書館、国立公文書館において、戦前期日本の国有鉄道の共済関係の資料を収集・分析した。山下は、国立国会図書館、国立公文書館にて戦間期の知的障害児に関する史料収集を行った。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画書の通りにしたがい、24年度予定していた本研究に関する事項はほぼ遂行できた。
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| 今後の研究の推進方策 |
本年度も原案に従いに本研究を着実に推進する。一昨年・昨年度の史料収集の分析に基づく、途中経過報告の実施および参加研究者の学会報告を予定している。また各研究者の進捗状況を確認しながら、最終的な本研究課題に関する図書の出版に向けて、全体としての方向性と具体的な内容について決定する。
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