研究課題/領域番号 |
23320139
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
服部 英雄 九州大学, 比較社会文化研究科(研究院), 名誉教授 (60107521)
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研究分担者 |
五味 文彦 放送大学, 教養学部, 教授 (60011326)
神田 由築 お茶の水女子大学, 大学院人間文化創成科学研究科, 教授 (60320925)
高野 信治 九州大学, 大学院比較社会文化研究院, 教授 (90179466)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 賤視 / 皮革 / 太鼓 / 胴内墨書 / 皮多 / 非人 / 賤民視された人々の文化への貢献 / 賤民視された人々の社会的役割 |
研究成果の概要 |
差別される環境に耐えて、力強く生きた人びとの歴史を明らかにした。これまでの歴史叙述では賤民視された彼ら彼女らは貧しく劣悪な環境におかれ、虐げられた生活のみを強いられたとされてきた。それは一面ですべてではない。 教科書には河原ノ者は河原に住んだと記述するものがある。このような歴史理解では、子孫が祖先の活動を誇ることはできない。「ムラ」がなかなかに解体しなかったのはなぜか。富みは確実にあった。皮革製品・製作加工業の独占である。海外交易にても不足を補充、富みを蓄積した。周囲の目は残酷で冷たかったが、かばいあうムラの中は暖かく、一般ムラよりもむしろ真に人間らしい、やさしさがあった。
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自由記述の分野 |
日本史
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