研究課題
中世後半期における技術革新の実例収集と技術的系譜の検証のため、各班ごとの調査・研究に加えて、兵庫県内の棚田開発ならびに荘園水利遺構の調査、奈良県内の林業遺跡ならびに大阪府内の鋳物師遺跡と荘園水利遺構の調査を実施し、あわせて中世フランスの生産遺跡の調査を行った。また、本研究のまとめとなるシンポジウムを5月に慶應義塾大学で開催し、その成果を踏まえつつ、研究成果報告書を作成した。それぞれの内容は以下の通り。シンポジウム:趣旨説明 15世紀の「生産革命」(中島圭一)/石臼からみた「15世紀生産革命」(佐々木健策)/佐々木報告へのコメント(池谷初恵)/15世紀における水田開発の一特質(高橋一樹)/高橋報告へのコメント(中島圭一)/15~16世紀における「棚田」の展開(高木徳郎)/高木報告へのコメント(小野正敏)/15世紀における都市博多の変化とその背景(佐伯弘次)/佐伯報告へのコメント(関周一)/討論研究成果報告書:はしがき/中世における生産の二つの画期(中島圭一)/港湾集落「草津」を支えた技術の系譜に関する覚書(鈴木康之)/一鋳式経筒の新資料と鋳造技術(村木二郎)/出土遺物からみた14~15世紀の遺跡の様相-静岡県における陶磁器の組成・量の分析から-(池谷初恵)/挽き臼類の出土傾向にみる生産革命(佐々木健策)/中世大和盆地における粉食用作物栽培についての予察(佐藤亜聖)/畠田を通じてみた15世紀の畿内近国における農業生産(高橋一樹)/日本中世の版木と版本(住吉朋彦)/二所参詣先達・旦那の変遷についての予察(栗木崇)/外来技術伝来の条件(関周一)/中世北陸における棚田の展開(高木徳郎)/応仁・文明の乱前夜の将軍家御物と同朋衆(藤原重雄)
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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中世を終わらせた「生産革命」―量産化技術の広がりと影響― 平成23年度~26年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書
巻: なし ページ: 1-6
巻: なし ページ: 7-14
巻: なし ページ: 15-22
巻: なし ページ: 23-34
巻: なし ページ: 35-46
巻: なし ページ: 47-52
巻: なし ページ: 53-64
巻: なし ページ: 65-82
巻: なし ページ: 83-90
巻: なし ページ: 91-96
巻: なし ページ: 97-100
巻: なし ページ: 101-106
アジア遊学
巻: 177 ページ: 189-201
斯道文庫論集
巻: 48 ページ: 167-237