研究課題/領域番号 |
23320149
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
東洋史
|
研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
近藤 信彰 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (90274993)
|
研究分担者 |
後藤 裕加子 関西学院大学, 文学部, 教授 (80351724)
守川 知子 北海道大学, 大学院文学研究科, 准教授 (00431297)
山口 昭彦 聖心女子大学, 文学部, 教授
前田 弘毅 首都大学東京, 人文科学研究科(研究院), 准教授 (90374701)
|
研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
|
キーワード | 近世帝国 / シーア派 / ペルシア語 / トルコ・モンゴル / 国民国家 |
研究成果の概要 |
本研究で、16-18世紀にイラン高原を支配したサファヴィー朝の近世帝国としての側面を明らかにした。従来言われていたようなイラン国民国家やトルコ系遊牧部族国家という側面を離れて、オスマン帝国やムガル帝国と比較可能な、強力な官僚機構を持った多民族、多宗派の帝国としてのサファヴィー朝を描くことに成功した。ただし、宗教と言語の面においては、シーア派とペルシア語という二つの要素が、次第に支配的になっていく過程も認められた。そして、この二つの要素は、現在に至るイラン・アイデンティの中核となっているのである。
|
自由記述の分野 |
西アジア史、イラン史
|