研究課題/領域番号 |
23320185
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
友澤 和夫 広島大学, 文学研究科, 教授 (40227640)
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研究分担者 |
石上 悦朗 福岡大学, 商学部, 教授 (00151358)
和田 崇 県立広島大学, 経営情報学部, 准教授 (20511091)
鍬塚 賢太郎 龍谷大学, 経営学部, 准教授 (40346466)
荒木 一視 山口大学, 教育学部, 教授 (80254663)
フンク カロリン 広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (70271400)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | インド / 成長産業 / 空間構造 / 経済地理学 |
研究概要 |
3年目の平成25年度は、各人が設定した計画に基づいて現地調査を実施し、貴重な成果を挙げることができた。その概要を以下に記す。 友澤:デリー首都圏工業の核となりつつあるマネサール地区の工業労働者に関する現地調査を実施した。収集したデータは現在分析中であるが、非正規雇用の拡大とそのメカニズム、およびワーカーの属性といった当該労働市場の形成が明らかにされるものと思われる。石上:パンジャーブ州ルディアーナーにおける鉄鋼業の需要家となる製造業の展開を、ビジネスコミュニティの関わりという観点も入れて、現地調査を実施した。自転車製造業と農業機械産業とを比較研究し、後者では新興企業家が出現するという新しい展開が確認された。荒木:ウッタル・プラデーシュ州ラエバレリ県において農産物の導入や食品に関する意識調査をおこなった。役所や農産物市場より資料を収集し、商品作目栽培の導入の実態、およびその影響や問題点の解明に焦点をあてた。鍬塚:コルカタにおけるICTサービス産業の立地状況を把握するための調査を行った。同市のICTサービス産業集積規模は小さかったが、州政府による産業振興策が進められると、郊外部でのオフィスパークの開発が進展し、そこに企業の立地が進んでいることを確認できた。フンク:観光ガイド業と観光ツアーの多様化についての現地調査を実施した。インドの観光は元来は文化観光資源の見物に終始していたが、メディカル・ツーリズム、ヒーリング・ツーリズム、ボランティア・ツーリズムなど、多様化が認められた。和田:平成24年に実施した現地調査を補完する形で英語文献の整理・分析を行い、映画に関する地理学的研究の最新動向とムンバイーにおける映画生産・流通構造の分析・まとめを行った。 連携研究者2名もインドにて調査研究を実施した。 以上の成果は、前年度のものとあわせて、学術論文・図書、および学会発表において公表した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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