研究課題/領域番号 |
23330002
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
宇佐美 誠 東京工業大学, 社会理工学研究科, 教授 (80232809)
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研究分担者 |
長谷川 晃 北海道大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (90164813)
森村 進 一橋大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (40134431)
後藤 玲子 立命館大学, 先端総合学術研究科, 教授 (70272771)
吉原 直毅 一橋大学, 経済研究所, 教授 (60272770)
瀧川 裕英 立教大学, 法学部, 教授 (50251434)
神島 裕子 中央大学, 商学部, 准教授 (60449329)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 法哲学・法理学 / 正義論 |
研究概要 |
研究目的を効果的に達成するため、正義班・責任班・多文化班に分かれてサブ・テーマに特化した研究活動を遂行した。また、それと並行して全体会合を重ねることにより、各班での成果の共有・統合化を推進した。 その上で、3ヶ年度の研究計画全体のなかで〈構築・展開段階〉として位置づけられた本年度には、次の4つの研究作業を実施した。すなわち、(1)最先端の研究状況の把握、(2)法哲学的・政治哲学的・経済学的な理論構築、(3)班会合・全体会合での共同討議を経た理論彫琢、(4)国内外の学会大会・研究会合等における中間成果物の個別的発表である。その結果、研究代表者や各研究分担者が担当する個別テーマについて、理論の構築および彫琢が大きく進展した。来年度に公刊予定の最終成果物の論文集についても、全体構成や作業日程の目途がすでに立っている。 中間成果物の刊行物には、宇佐美誠の共編著による法思想史論文集、長谷川晃の編著による法のクレオール研究論文集、森村進のリバタリアニズムの包括的論文集、後藤玲子による正義と大惨事や他の関連テーマに関する諸論考、吉原直毅による福祉社会論・搾取分析等の多数の論文、瀧川裕英のコスモポリタニズムの論文、神島裕子のヌスバウムに関する著書が含まれる。中間成果物の口頭発表には、宇佐美・後藤・吉原による国内外での多数の研究報告や、瀧川・神島による全国学会等での報告が含まれる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初の予定を上回る量の中間成果物を生み出すことができた。主な刊行物には、宇佐美誠の共編著による法思想史論文集、長谷川晃の編著による法のクレオール研究論文集、森村進のリバタリアニズムの包括的論文集、後藤玲子による正義と大惨事や他の関連テーマに関する諸論考、吉原直毅による福祉社会論・搾取分析等の多数の論文、瀧川裕英のコスモポリタニズムの論文、神島裕子のヌスバウムに関する著書が含まれる。中間成果物の口頭発表には、宇佐美・後藤・吉原による国内外での多数の研究報告や、瀧川・神島による全国学会等での報告が含まれる。
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今後の研究の推進方策 |
3ヶ年度の研究計画のなかで〈総合・完成段階〉として位置づけられた来年度には、次の4つの研究作業を推進する。(1)共同討議を通じた理論彫琢の継続、(2)成果の個別的発表の継続、(3)各研究成果の有機的統合、(4)最終成果の組織的発表である。(4)として論文集を公刊する予定であり、すでに準備を進めている。
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