研究課題
基盤研究(B)
株式市場によって形成される市場価格それ自体が、企業価値に基礎を有しつつ、それとは別個の財産権としての意義を有する「株式価値」の内実を構成し、それゆえに市場価格こそが市場において取引する種々の当事者の公正な利害調整点としての一義的意味を持つという説明原理が十分に成り立ち得ることを確認した。そして、利益相反や違法行為等により市場価格の公正機能が阻害される場合には、市場価格からかい離することを主張する当事者に比較的厳格な主張立証責任を課す一方、市場価格の正当性を主張する側には違法性を疑うべき要素を積極的に除去することを求めることで適切に対処すべきであると解するに至った。
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神戸法学雑誌
巻: 63巻2号 ページ: 113-131
ジュリスト
巻: 1444号 ページ: 34-40
法学教室
巻: 378号 ページ: 114-122
巻: 374号 ページ: 119-126