研究課題/領域番号 |
23330031
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
森際 康友 名古屋大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (40107488)
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研究分担者 |
長谷部 恭男 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (80126143)
須網 隆夫 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (80262418)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 法曹倫理 / 指導監督 / 組織内弁護士 / 預り金 / 社会正義 / 弁護士の独立性 |
研究実績の概要 |
最終年度の本年度は、4月中旬に、26年度研究計画の確定・執行計画策定のため、日弁連法務研究財団110号財団研究グループと合同で研究会を開催。5月には決定した分担に基づき、各自が分担研究を開始。研究代表者の森際は7月にロンドンの第6回国際法曹倫理会議で成果の一部を報告し、研究打合せを、9月には、恒例のドイツ裁判官アカデミーでの裁判官倫理の講演を行った。10月には、世銀主催の法・正義・開発週間におけるシンポジウムのパネリストとして発言、11月にはボルチモア大学のM.セラーズ教授らと法曹倫理教育について意見交換。この間、検察官倫理研究会および昨年度来の、日弁連の関係者と連携した「弁護士会による指導監督」研究会を継続。その成果を27年3月21-22日開催の「第6回法曹倫理国際シンポジウム」で報告(後述)。また、森際は愛知法曹倫理研究会を中心に、27年4月26日開催の臨床法学教育学会第8回年次大会の法曹倫理部会で「離婚をめぐる技術と倫理」ミニシンポを企画、会員とともに月例研究会で報告準備を進めた。 教育面では、須網、森際がそれぞれ本務校の授業で内容・方法に関する成果を実践するとともに、森際は26年12月に一橋大学の関係者が開催した法曹倫理教育のシンポジウムで米国の専門家と意見交換、27年2月には九州大学で集中講義を行い、研究成果を留学生教育に還元した。また、愛知法曹倫理研究会等の協力を得て、各章末尾の設問を改訂した教科書『法曹の倫理』第2.1版を刊行、教員用マニュアルをも作成した。 3月に東大で開催した国際シンポジウムでは、村越進日弁連会長による開会の挨拶の後、弁護士の地位と権限、組織内弁護士と弁護士倫理、弁護士会の会員に対する指導監督の3部構成で、上記研究会での研究成果を報告し、会場で活発に議論した。会議後に総括会議を関係者で開き、総括とともに、新年度以降の共同研究について打ち合わせた。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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