研究課題/領域番号 |
23330045
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研究機関 | 獨協大学 |
研究代表者 |
福永 文夫 獨協大学, 法学部, 教授 (60199255)
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研究分担者 |
雨宮 昭一 獨協大学, 法学部, 教授 (90007766)
大矢根 聡 同志社大学, 法学部, 教授 (40213889)
服部 龍二 中央大学, 総合政策学部, 教授 (80292712)
竹中 佳彦 筑波大学, 人文社会科学研究科, 教授 (80236489)
村井 良太 駒澤大学, 法学部, 准教授 (70365534)
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キーワード | 1970年代 / 政治的再編 / 自民党 / 社会党 / 三角大福 |
研究概要 |
本年度はまず、基礎資料・文献の収集に重点をおいた。6月25日東京で、研究打ち合わせ会を行ない、各自分担および平成23年度研究計画を確認した。 次いで8月6日東京で第2回研究会を行ない、竹内桂氏(明治大学史資料センター)から明治大学所蔵の「三木武夫関係資料」の現状について報告を受けた。10月22日東京で第3回研究会を開き、薬師寺克行氏(元朝日新聞記者、現東洋大学教授)から報告「福田越夫論」を受けた。 2012年1月7日早野透氏(元朝日新聞記者、現桜美林大学教授)から「田中角栄論」の報告を受けた。同日下村太一氏(北海道大学)の『田中角栄と日本列島改造』について、村井哲也氏(明治大学)の書評および本人から報告を受けた。 この間、朝賀昭氏(田中角栄元秘書、ヒアリング回数11回)、宇治敏彦氏(東京新聞元政治部長、同6回)、阿部穆氏(産経新聞元政治部長、同7回)からヒアリングを行った。 本年度の成果としては、(1)大平正芳記念館所蔵(香川県観音寺市)の大平正芳関係文書、および森田一氏所蔵文書をCD化した、(2)同記念館所蔵の大平関係スクラップ(約50冊)を複写、同時にVHSデータを収集DVD化した。(3)政治部記者OB会編『政治部OB会報』(第1号~第98号)を収集した。(4)朝賀、宇治、阿部3氏のほか、薬師寺、早野氏らのヒアリング記録をまとめ、研究会メンバーで共有した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
基礎資料の収集面において、大平関係文書については、その3分の2をデータ化できた。三木武夫関係資料についても調査し、アクセスについて知見を得た。関係者からのヒアリングについては、秘書、新聞記者関係については順調に進んだが、関係政治家からのヒアリングについては遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
本年度も引き続き、基礎資料・文献の収集に努める。大平文書のデータ化については、本年度中に終了させ、国会図書館に原本を寄託する予定である。「森田一日記」の翻刻を進める。関係者からのヒアリングについては、政治家(福田康夫氏、森喜朗氏、加藤紘一氏等)からのヒアリングを進める予定である。同時に、本年度は福田赴夫関係資料の調査を行う。 なお本年度は、米・豪の公文書館等に赴き(各1名)、当該期の米・豪資料を収集する。
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