研究課題/領域番号 |
23330052
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研究機関 | 政策研究大学院大学 |
研究代表者 |
白石 隆 政策研究大学院大学, -, 学長 (40092241)
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研究分担者 |
本名 純 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (10330010)
クー ブー・テック 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 地域研究センター, 研究員 (10599385)
末廣 昭 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (60196681)
鬼丸 武士 政策研究大学院大学, 政策研究科, 助教授 (80402824)
中西 嘉宏 京都大学, 東南アジア研究所, 准教授 (80452366)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 中国の台頭 / 東アジア国際関係 / 東南アジア諸国の政治経済 / 非伝統的安全保障 / 東アジア地域システム |
研究概要 |
本研究は新興国の経済的台頭などによって生じた、地域の富と力の分布の変化に起因する、東アジア地域秩序の変容に対して、東南アジアの国々がどのように対応しているのかを、主にインドネシア、フィリピン、タイ、ミャンマー、シンガポールの外交・安全保障政策と対外経済政策を、地域的な政治経済構造と各国の国内政治経済構造の観点から比較検討し、これらの国々の対外政策の基本にある戦略的考え方(grand strategic thinking)を明らかにすることを目的としている。この目的達成のために、平成24年度は、研究参加者による(1)文献サーベイ、(2)国内定例研究会の開催、(3)現地調査、(4)収集したデータ・資料・情報等の整理・分析をおこなった。まず文献サーベイにより、研究対象とする国々の政治・経済・外交・安全保障の各分野について、これまでどのような研究がなされているのかについてのマッピングをおこなった。次に国内定例研究会では、研究参加者の間で問題意識の共有と、文献サーベイや現地調査によって得た情報の交換をおこなった。現地調査については、平成24年度はインドネシア、タイ、ミャンマー、シンガポールで研究参加者がそれぞれ研究に関連するデータや資料の収集を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究目的を達成するために、平成24年度は主に各研究参加者による現地調査でのデータや資料の収集に力点を置いて、研究活動を実施した。合わせて文献サーベイや国内研究会での調査結果の共有をおこない、最終年度での研究成果とりまとめに向けた準備を着実におこなっている。以上の理由から本研究はおおむね順調に進展していると考える。
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今後の研究の推進方策 |
平成25年度は、研究とりまとめに必要となる資料・データの追加収集をおこない、国内低歴研究会での議論を中心にして、各研究参加者が得た知見を共有し、本研究の目的の達成を目指す。
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