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2012 年度 実績報告書

中国の対アフリカ政策の学際的分析

研究課題

研究課題/領域番号 23330057
研究機関日本大学

研究代表者

青木 一能  日本大学, 文理学部, 教授 (90099987)

研究分担者 水嶋 一雄  日本大学, 文理学部, 教授 (00096918)
辻 忠博  日本大学, 経済学部, 教授 (00236879)
段 瑞聡  慶應義塾大学, 商学部, 教授 (00317083)
新海 宏美  日本大学, 経済学部, 講師 (00339227)
日吉 秀松  日本大学, 文理学部, 助教 (40546272)
水野 正己  日本大学, 生物資源科学部, 教授 (80356295)
林 幸博  日本大学, 生物資源科学部, 教授 (90277400)
研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2014-03-31
キーワード中国 / アフリカ / 資源 / 開発 / 政策決定
研究概要

2年目にあたる平成24年度の本研究の主要な活動は、研究参加者各自の研究分担テーマに関する情報収集・分析活動は無論だが、全員参加の下で第二回国際ワークショップを開催した。平成24年12月15日に開催したワークショップでは、日本側研究者4名、南アフリカ側研究者2名の報告がなされ、それに基づく活発な意見交換がなされた。なお、この報告は小冊子〝Analysis of China's Africa Policies"として現在まとめているが、本研究の趣旨に充分即した報告・討論がなされたと考える。
平成24年度においては、本研究メンバーの1名が平成24年9月6日から9月19日までに南アフリカ共和国、マラウィ、レソトおよびナミビアへ調査に赴いた。現地での訪問先は以下の通りである。ナミビアにある中国人マーケットの視察、レソト、マラウィの研究者や政府関係者への聞き取り調査、資料収集を行い、また、駐マラウィ日本大使館やJICA事務所を訪問して同国に対する日本のアプローチに関する情報収集を行った。
また、平成25年3月6日から15日にかけて、本研究メンバー4名がタンザニア、ルワンダ、ウガンダで現地調査を行った。主な訪問先は、上述の三カ国の日本大使館で大使をはじめとする会合、JICA事務所において所長を中心にした会合で、日本と三カ国との協力関係について詳しい情報を得ることができた。さらに、ルワンダ国立大学の研究者、ウガンダのマケレレ大学の研究者などと意見交換を行った。その他、タンザニアにある中国商会副会長、ルワンダにある東アフリカ中華総商会会長への聞き取り調査を行い、アフリカにおける中国のプレゼンスおよび中国人企業の現状について各種の研究活動を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

上記のように、平成24年度行った現地調査で得られた資料・情報を有効に利用し、本研究を確実に推進できると確信しており、また、平成24年度開催した第二回国際ワークショップにおいて、南アフリカ研究者の今後さらなる研究上の連携が合意された。このことは中国の政策を分析することを主題とする本研究の進捗にとって意義あるものであり、より踏み込んだ意見交換と研究交流、より多くの資料・情報を得られることが期待される。したがって、平成24年度の達成度としては充分にレベルに達した確信する。

今後の研究の推進方策

本研究の最終年度である平成25年度の推進方策の第一は、10月ないし11月を目処に、国際シンポジウムの開催を予定している。具体的には、中国の北京大学アフリカセンター、浙江師範大学アフリカ研究院、雲南大学アフリカ研究センター、南アフリカ国際問題研究所、ルワンダ国立大学、ウガンダのマケレレ大学等の学者を招き、日中の対アフリカ政策に関する意見交換を行う。シンポジウムを通じて本研究の成果を広く還元することは、社会に対する啓発活動だけでなく、日本政府に対する政策提言の一環とすることを目指す。また、現地調査を通じて得られた資料・データに基づいた研究成果の刊行を予定している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] ガーナ第四共和制における二大政党制の発達とその背景:1992-20082013

    • 著者名/発表者名
      六辻彰二
    • 雑誌名

      拓殖大学論集:政治・経済・法律研究

      巻: 第15巻第2号 ページ: 103~132

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公開日: 2014-07-24  

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