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2012 年度 実績報告書

平和構築における治安部門改革(SSR)の課題:軍組織と開発援助ドナー間の連携不備

研究課題

研究課題/領域番号 23330058
研究機関法政大学

研究代表者

藤重 博美  法政大学, グローバル教養学部, 准教授 (20509864)

研究分担者 上杉 勇司  早稲田大学, 国際学術院, 准教授 (20403610)
青井 千由紀  青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (60383494)
研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2014-03-31
キーワード平和構築 / 国家再建 / 治安部門改革 / SSR / Security Sector Reform / 民軍関係 / 安全保障 / 開発
研究概要

当初の予定通り、研究代表者(藤重)・分担者(上杉)を中心に中間成果報告を商業出版として公表したほか、海外の識者3名を招聘してシエラレオネの治安部門改革(SSR)に焦点を当てた公開シンポジウムを開催し(当補助金以外の資金も利用)、本研究課題に関する理解を深めるとともに成果を社会に向けた公開した。また研究成果はSSR研究会(2012年度は東京・法政大学等で4回実施)を通じて議論・共有された他、関連分野の識者を招いての円卓会議(2012年7月実施、於東京・国連大学)のほか、アフリカ研究セミナー(2012年7月実施、京都・龍谷大学)等でも討議い、成果を関係者以外に公表した。さらに藤重は米国での調査、上杉の東ティモールでの調査を予定通り実施した。応募時、本年度に予定していた研究協力者(吉崎知典)によるバルカン半島での調査を予算の都合により次年度に実施することにしたほか、藤重による欧州調査もスケジュール上の理由により次年度に実施することにしたが、研究計画自体に大きな変更はなく、研究の遂行に大きな影響はないものと考えられる。(なお、応募時はシエラレオネでの現地調査を予定していたが、実際の交付金額が応募時の予算より減額されたことに加え、上記シンポジウムで研究遂行に必要な情報は収集できたため、シエラレオネ調査は実施しないことにした。)さらに、上記シンポジウムの成果を中心に本研究課題の活動内容を報告書にまとめ、広島大学のウェブサイト上での公開も予定通りに実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の予定通り、研究代表者(藤重)・分担者(上杉)を中心に中間成果報告を商業出版として公表したほか、海外の識者3名を招聘してシエラレオネの治安部門改革(SSR)に焦点を当てた公開シンポジウムを開催し(当補助金以外の資金も利用)、本研究課題に関する理解を深めるとともに成果を社会に向けた公開した。また藤重は米国での調査、上杉の東ティモールでの調査を予定通り実施した。応募時、本年度に予定していた研究協力者(吉崎知典)によるバルカン半島での調査を予算の都合により次年度に実施することにしたほか、藤重による欧州調査もスケジュール上の理由により次年度に実施することにしたが、研究計画自体に大きな変更はなく、研究の遂行に大きな影響はないものと考えられる。(なお、応募時はシエラレオネでの現地調査を予定していたが、実際の交付金額が応募時の予算より減額されたことに加え、上記シンポジウムで研究遂行に必要な情報は収集できたため、シエラレオネ調査は実施しないことにした。)さらに、上記シンポジウムの成果を中心に本研究課題の活動内容を報告書にまとめ、広島大学のウェブサイト上での公開も予定通りに実施した。

今後の研究の推進方策

最終年度にあたる次年度には、本年度に実施予定であった藤重による欧州調査、吉崎によるバルカン半島調査を実施し、さらに情報収集を進める一方、研究成果のとりまとめと発表にも力を入れる。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (2件) 図書 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 国家建設と治安部門改革 : イラクの事例にみる安定化パラダイムからの乖離と回帰2012

    • 著者名/発表者名
      青井千由紀
    • 雑誌名

      青山国際政経論集

      巻: 88 ページ: 165-180

  • [雑誌論文] 序論―「保護する責任」の実用化に向けて2012

    • 著者名/発表者名
      上杉勇司
    • 雑誌名

      国際安全保障

      巻: 40(2) ページ: 1-7

  • [雑誌論文] 「保護する責任」の概念の現実への適用-国連平和維持活動を通じた武力紛争下の「文民の保護」の議論を中心に2012

    • 著者名/発表者名
      上杉勇司
    • 雑誌名

      国際安全保障

      巻: 40(2) ページ: 76-92

  • [学会発表] Why SSR is Critical in a Post-Conflict Nation?

    • 著者名/発表者名
      Hiromi Fujishige
    • 学会等名
      Hosei GIS Symposium, Sierra Leone: The Security-Development Nexus
    • 発表場所
      法政大学市ヶ谷キャンパス(東京都)
  • [学会発表] Asia-Pacific Nations in International Peace Support and Stability Missions: Macro and Micro Trends

    • 著者名/発表者名
      Chiyuki Aoi and Yee-Kuang Heng
    • 学会等名
      Inter-University Seminar on Armed Forces and Society
    • 発表場所
      Chicago, US
  • [図書] 平和構築における治安部門改革2012

    • 著者名/発表者名
      上杉勇司(編)、藤重博美、(編)、吉崎知典(編)篠田英朗、工藤正樹、中内政貴、安藤友香、中澤香世、橋本敬市、今井千尋(以上、論文担当執筆者。その他コラム執筆者8名)
    • 総ページ数
      224 (藤重25-36、上杉15-21、25-36、205-211)
    • 出版者
      国際書院
  • [図書] Bilateral Perspectives on Regional Security: Australia, Japan and Asia-Pacific Region2012

    • 著者名/発表者名
      W. T. Tow and R. Kersten (eds.), D. Walton, R. Kersten, T. Anno, H. D. P. Envall and K. Fujiwara, K. Togo, M. Cook, T. S. Wilkins, W. M. Vosse1, T. Satake, Y. Uesugi, R. Sahashi
    • 総ページ数
      293 (200-213)
    • 出版者
      Palgrave Macmillan
  • [備考] 治安部門改革(SSR)における開発と安全保障の視点:連携と衝突

    • URL

      http://home.hiroshima-u.ac.jp/hipec/ja/products/dp/dpvol18.pdf

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公開日: 2015-05-28  

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