研究課題/領域番号 |
23330059
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
益田 実 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (40262985)
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研究分担者 |
青野 利彦 一橋大学, 大学院・法学研究科, 講師 (40507993)
小川 浩之 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (60362555)
齋藤 嘉臣 金沢大学, 法学系, 准教授 (10402950)
妹尾 哲志 同志社大学, 政策学部, 講師 (50580776)
山本 健 名古屋商科大学, コミュニケーション学部, 准教授 (70509877)
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キーワード | 冷戦史 / 欧州統合史 / 帝国史 / 国際経済史 |
研究概要 |
研究代表者、研究分担者、研究協力者により冷戦史研究会を2011年6月および2011年11月、2012年1月の3度開催した。6月には研究活動の方針を打ち合わせるとともに研究代表者益田がOEEC再編過程についての研究報告を行った。11月には、研究活動の進捗状況報告と今後の進行計画を検討した。1月には、研究協力者三須がコンゴ危機についての研究報告を行った。 さらに各人は以下の形で個別の研究分担領域の調査研究活動を遂行した。 研究代表者益田は、英国立公文書館にてウィルソン政権ならびにヒース政権の英政府内での国際金融体制についての政策決定過程を示す文書の調査収集を行った。研究分担者青野は、アイゼンハワー大統領図書館にて、アメリカの対キューバ認識・政策に関する史料調査を行った。研究分担者妹尾は、ブラントの東方政策に関する著作を発表する一方、日本国際政治学会の欧州国際政治史・欧州研究の分科会にてブラント政権期の独米関係に関する報告をする等行った。またアメリカのニクソン大統領図書館にて同テーマに関する史料調査を行った。研究分担者齋藤は、イギリス公文書館における史料調査を行い、冷戦下における文化交流の政治力学について考察するとともに、プロパガンダ活動の実態を明らかにした。研究分担者山本は、1970年代初頭における日欧関係に関する研究報告を行った。また、イギリスおよびフランスの公文書館を訪れ、1970年代後半の東西ヨーロッパ関係に関する史料を収集した。研究分担者小川は、イギリスから南アフリカ共和国への武器売却問題に関するコモンウェルス諸国間の議論について、イギリス政府の対応を中心に、二次文献や公刊一次史料を用いて調査を行った。研究分担者三宅は、台湾、北京で外交文書調査・資料収集を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度予定した研究計画の精緻化と分担しての資料収集活動、部分的な研究成果の報告活動はおおむね順調におこなうことができたため。
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今後の研究の推進方策 |
平成24年度は残余の資料収集活動を行うとともに、各人の担当領域について最終的な成果の公表に向けたより詳細な分析活動をおこない、全体としての成果のとりまとめと発表の形態についても検討をおこなう。
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