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2011 年度 実績報告書

西洋社会科学古典資料の書誌学的調査に基づく印刷地推定法に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23330066
研究機関一橋大学

研究代表者

山崎 耕一  一橋大学, 社会科学古典資料センター, 教授 (70134872)

研究分担者 床井 啓太郎  一橋大学, 社会科学古典資料センター, 助手 (20508650)
福島 知己  一橋大学, 社会科学古典資料センター, 助手 (30377064)
キーワード西洋古典 / 書誌学 / 経済学説史 / 思想史 / 出版史
研究概要

古版本の書誌学的特徴について統計的分析を行う基礎データを作成することを目的として、一橋大学社会科学古典資料センターの所蔵資料のうち1530年から1800年に刊行された印刷本について、植字・組版上の特徴と出版事項に記載されている印刷事項の調査を行った。平成23年度はメンガー文庫、ギールケ文庫、左右田文庫を中心に調査した。具体的には以下の通り。
(1)調査項目の選定。リチャード・A・セイス、C・J・ミッチェル、R・A・リーによって挙げられているものをベースにしつつ、可能性の幅を広げるため、さらにいくつかの項目を増やした。(2)調査フォームの作成。データベースソフトを利用して、パソコン上で調査項目を記入できるフォームを作成し、複数人で同時並行的に作業できるようイントラネット上のサーバにデータが蓄積されるようにした。(3)調査員への指導。実際の調査は、外国語の読解と資料の扱いに慣れた大学院生と、書誌学的知識を備えた目録作成専門家にお願いすることとしたが、調査項目が多岐に渡ること、貴重書指定された資料であり物理的状態の悪いものも多数含まれることの2点に鑑み、実際の調査開始前に時間をかけて習熟してもらうこととした。(4)実際の調査。研究代表者・山﨑耕一の監督の下、研究分担者・床井啓太郎及び福島知己が指揮して、20973冊を調査した。そのうち調査対象となっている期間に刊行されたのは3181冊であった。連携研究者の武者小路信和が調査方法のチェックを行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成23年度に行う予定であった調査は順調に進展し、ほぼ予定していた冊数を調査することができた。

今後の研究の推進方策

平成24年度・平成25年度に、引き続き所蔵資料の調査を行い、十分な量のデータを収集して、平成25年度に連携研究者の黒住英司の指導の下で統計的分析を行う予定である。
調査の進展に伴い、目録規則を分析する必要が生じたので、研究分担者の床井啓太郎と福島知己が、アメリカ合衆国議会図書館で使用されている貴重書の目録規則であるDescriptive Cataloging of Rare Materials (Books)を検討することとした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 2011年センター報告・日誌

    • URL

      http://hdl.handle.net/10086/22894

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公開日: 2014-07-24  

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