研究課題
本年度は4年間にわたる本科研費プロジェクトの最終年度にあたり、最初の3年間をかけて継続してきた新メガ第Ⅳ部門第19巻の編集作業(電子テクストの作成)を基本的に終了した上で、現在世界各国で進められている新メガのいくつかの巻の同時並行的な編集作業とそれにともなうマルクス・エンゲルスの多方面にわたる学問的活動についての研究の成果についての国際的な情報交換と研究交流のために、国際コンファレンスを開催すること、そのための準備作業を主たる課題とした。このコンファレンスには本科研費プロジェクトに直接関係している研究者だけでなくマルクスの経済学説について様々な角度・関心から新しい研究を遂行している国内の研究者にも参加を要請した。コンファレンスは海外からの参加者のための地の利を考慮して御茶ノ水にある中央大学駿河台記念館を会場に開催した。2月27日と28日の2日間は本科研費による主催とした。また、同様のテーマで研究を遂行している東北大学の守 健二教授が研究代表者を務める科研費による同一テーマでのコンファレンスが同じ会場で3月1日に開催され、各参加者は相互に交流を行った。これにより単一の科研費では賄うことのできない大きな規模の国際的な催しとなった。本科研費により海外から招聘した研究者は、ドイツ4名、フランス2名、ブラジル2名、ロシア1名、中国1名からなっており、それぞれ特徴のある報告ペーパーを提出してもらい有意義で活発な討論を行うことができた。当初の計画では新メガの上記の巻のテキストの作成を第三年度までに終える予定であったが、残念ながら一部未完了のままとなっていた(マルクスの抜粋ノートB101の約四分の一の部分)ため、交付金の一部を割いてこの部分についての作業を外部の研究協力者に依頼せざるをえなかった。さいわい予定通り作業を遂行してもらうことができ、テキストの作成はすべて無事完了した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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経済研究(琉球大学)
巻: 90 ページ: 25-43
経済論集(大東文化大学)
巻: 103 ページ: 01-58
季論
巻: 24 ページ: 169-179
唯物論研究年誌
巻: 19 ページ: 163-177
季刊経済理論
巻: 51/2 ページ: 6-17
巻: 102 ページ: 39-107