研究課題/領域番号 |
23330089
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
雲 和広 一橋大学, 経済研究所, 教授 (70314896)
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研究分担者 |
道上 真有 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (30527693)
武田 友加 早稲田大学, 総合研究機構, 招聘研究員 (70376573)
五十嵐 徳子 天理大学, 国際学部, 准教授 (80294156)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | ロシア / 出生率 / ミクロデータ / 計量分析 |
研究概要 |
最終年度である平成25年度は、分析モデルの完成と成果のとりまとめとを行う段階であった.本プロジェクト各分野の結果を統合し,ロシアにおける出生規定要因の総合的検討を完了させることを意図した.また,過年度に実施したミクロヒストリー分析の結果によって本体としての大規模ミクロデータ計量分析の論点を補完し,主たる分析結果の説得力を強調することにも成功したものと考える.成果は既に多くの刊行物の形を取っているが、更に可能な限り国際学術誌への投稿を実施している.また、日本比較経済学会・英国スラブ東欧研究学会・日本ロシア東欧学会等での成果の公表を行った. 人口学者のC. Davis・英国オックスフォード大学教授等有力研究者との議論を行い、客観的評価を受ける機会を設けた.それらを通じて得られたコメントや改善への示唆等を参照し,一連の成果を再検討の上でプロジェクト集約物としての単行本出版を企画している段階である.代表者の単著としての成果公開も実現することが出来た。更に可能な限りの、邦文・英文の専門図書,並びに啓蒙書の出版を目指す次第である. 成果物は別記の通り多数あるが、特記すべきものとしては、雲和広『ロシア人口の歴史と現在』(岩波書店)、道上真有『住宅貧乏都市モスクワ』(東洋書店)をあげるべきであろう。前者は本邦初のロシア人口問題に関わる本格的な専門的研究書である。後者は、本研究の課題である出生率の決定要因として影響を有するロシアの個人住宅の問題に、これもまた日本で初めて踏み込んだ、一般向け啓蒙書である。これらが当該分野における礎石となることを期待している。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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