研究課題
基盤研究(B)
企業と市場の間で株式を使った双方向の資金移動(株式発行と自社株買い)に焦点をあて検証を進め、2編の国際共著論文を完成した。株価変動については、人気のない銘柄においては、新情報に株価が反応するまでに遅れがあることがわかった。さらに、クロスボーダーM&Aに焦点をあて、企業文化における不確実性回避傾向の差が買収における株式取得比率および買収価格付けに違いをもたらすことを示した.自然災害等の外生的ショックが発生した直後など、投資家が注意制約状況に陥っている状況にあって、過去に透明性の低い情報を開示している企業は、株価のクラッシュリスクが相対的に高いことがわかった。
ファイナンス