研究課題/領域番号 |
23330119
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
長平 彰夫 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10323122)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | KIBS / 製造業 / 価値共創 / イノベーション / 新製品開発 / フロントエンド / 不確実性の低減 / 新製品・新サービスのアイデア創出 |
研究概要 |
平成24年度は、第1に、平成23年度に実施した新製品開発論、研究開発マネジメント論、イノベーション論などの基礎理論の文献調査を踏まえて、平成25年度実施予定の日本での製造企業とKIBSの両方に対する大規模アンケート調査項目の作成を行った。第2に、業種別、製品種類別に製造企業を選定し、予備調査を実施した。これに基づき、調査項目の改良を行うとともに、解析手法、分析フレームワークの確定を行った。また、予備調査の結果については、平成24年6月にスペインのバルセロナで行われた第23回ISPIM国際会議において一部を発表した。第3に、大規模アンケート調査表送付先として、製造企業および製造サービス業については、(財)日本生産性本部および(社)企業研究会の協力により、合計2,000社の新製品開発・研究開発部署のマネジャーまたは課長クラス合計4,000人をリストアップした。同じくアンケート調査送付先としてのKIBSについても、(財)日本生産性本部および(社)企業研究会の協力により、リストアップした。なお、平成23年3月の震災の影響により、研究の進捗が遅れ気味であったことから、次の研究協力者の支援を仰いだ。 研究支援者としては、①Musonda Symwayi博士、②韓国成均館大学 Kim KyungHwan教授、③韓国漢陽大学 Yoon Heeja助手、④中国復旦大学 Zhai Li教授、⑤中国 東北財経大学 Li Dufe 准教授、⑥中国 華中科技大学 Zhu Xue zhong教授、⑦中国 華中科技大学 She Shuo 講師、⑧ドイツ ハンブルク工科大学 Cornelius Herstatt 教授、⑨ドイツ ハンブルク工科大学 Christoph Stockstrom 博士、⑩スウェーデン 王立工科大学(KTH)である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成24年度の当初計画においては、①平成23年度に実施した新製品開発論、研究開発マネジメント論、イノベーション論などの基礎理論の文献調査を踏まえて、平成25年度実施予定の日本での製造企業とKIBSの両方に対する大規模アンケート調査項目の作成、②業種別、製品種類別に製造企業を選定し予備調査を実施、③予備調査に基づき、調査項目の改良を行うとともに、解析手法、分析フレームワークの確定、④平成25年度に予定している大規模アンケート調査表送付先として、製造企業および製造サービス業については、(財)日本生産性本部および(社)企業研究会の協力により、合計2,000社の新製品開発・研究開発部署のマネジャーまたは課長クラス合計4,000人をリストアップ、かつ、同じくアンケート調査送付先としてのKIBSについても、(財)日本生産性本部および(社)企業研究会の協力により、リストアップ、を行う予定であった。 これに対して、平成24年度の実績は、上記①②③④をすべて実施し終えた。さらに、予備調査の結果については、一部を平成24年6月にスペインのバルセロナで行われた第23回ISPIM国際会議において発表した。なお、平成23年3月の震災の影響により、研究の進捗が平成23年度までは遅れ気味であったことから、平成24年度は多くの研究協力者の支援を仰ぐなどの努力が奏功して、おおむね当初計画通りに進展している。
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今後の研究の推進方策 |
平成25年度は、第1に、平成23年度に実施した新製品開発論、研究開発マネジメント論、イノベーション論などの基礎理論の文献調査、および平成24年度に実施した大規模アンケート調査表送付先としての日本に立地する製造業、サービス業計2,000社の新製品開発・研究開発部署のマネジャーまたは課長クラス合計4,000人のリストアップ、および製造企業とKIBSに関する大規模アンケート調査項目の作成、ならびに予備調査の結果を踏まえて、(財)日本生産性本部及び(社)企業研究会の協力も得て、業種別、製品種類別に製造企業を選定する。第2に、平成24年度の予備調査の結果を踏まえて大規模アンケート調査項目のブラッシュアップを行い、これに基づき、調査項目の改良を行うとともに、解析手法、分析フレームワークの最終確定を行う。第3に、平成24年度予備調査の結果等について、海外の国際学会において発表を行う。第4に、大規模アンケート調査を実施する。第5に、平成26年度に予定している日韓中欧のKIBSの国際比較のために、中国、韓国、欧州のKIBSの実態や特徴、独自性を明らかにするための予備調査を実施する。 上記の5つの研究課題を実施するために、研究協力者として、次の研究者を予定している。韓国 成均館大学 Kim KyungHwan 教授、韓国 漢陽大学 Yoon Heeja 助手、中国復旦大学 Zhai Li 教授、中国 東北財経大学 Li Dufe 准教授、中国 華中科技大学 Zhu Xue zhong 教授、同 She Shuo 講師、ドイツ ハンブルク工科大学 Cornelius Herstatt 教授、同 Christoph Stockstrom 博士、スウェー デン 王立工科大学(KTH) Mats Magnusson 教授、日本 立命館大学 石田 修一 教授、日本 東北大学 石原 澄江 講師
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