研究課題/領域番号 |
23330125
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
白井 宏明 横浜国立大学, 国際社会科学研究科, 教授 (70334620)
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研究分担者 |
佐藤 亮 横浜国立大学, 国際社会科学研究科, 教授 (00178790)
田名部 元成 横浜国立大学, 国際社会科学研究科, 教授 (10313462)
松井 美樹 横浜国立大学, 国際社会科学研究科, 教授 (70173789)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | ビジネスゲーム / シミュレーション / サービス / イノベーション / SCM |
研究概要 |
研究者間での共同実験,知識共有,意見交換の促進のために,ビジネスゲームの外部提供の一環として平成23年度に開発したサービス分野(レストラン,ベーカリー)を対象としたビジネスゲーム(エージェントと人間プレーヤの混在)のソースコードを公開し,他大学の授業での使用を可能とした.さらに,多人数eラーニング対応型ビジネスシミュレーションシステム(BSel:Business Game for e-Leaning) の上で13大学(東京工業大学,長崎大学,早稲田大学等)によりソフトドリンク業界をモデルとしたビジネスゲームを人間プレーヤとエージェントの30ユーザで実施し,システムとゲームの評価を行った.また,ゲーム実施形態による効果の差異を確認するため,サプライチェーンのロジスティックスをモデル化したオンライン版ビジネスゲームとボード版ビジネスゲームの実施を繰り返しながら,経験則を導き出すための分析を行った. これらの平成24年度の中間的成果を,ビジネスゲームシステムYBG利用者の研究集会(YBGユーザ会議)や,国内外の学会(日本シミュレーション&ゲーミング学会,計測自動制御学会,ABSEL,DSI等)で報告し,さらに学術雑誌(Journal of Intelligent Manufacturing,Journal of Japanese operations Management & Strategy)等に投稿,掲載した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
人間・エージェント混在シミュレーションを公開し,内外の大学と共同実験を展開した.また,日本シミュレーション&ゲーミング学会,計測自動制御学会,東京工業大学,早稲田大学と連携して研究領域の深耕をはかりつつある.
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今後の研究の推進方策 |
横浜国立大学内に設置した「ビジネスシミュレーション研究拠点」の多人数eラーニング対応型ビジネスシミュレーションシステム(BSel)をプラットフォームとして,人間・エージェント混在シミュレーションを実施し,内外の多くの研究者の協力を得てデータを収集分析し,成果としてまとめていく.
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