研究課題/領域番号 |
23330185
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 日本福祉大学 |
研究代表者 |
原田 正樹 日本福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (40287793)
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研究分担者 |
平野 隆之 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (70183580)
小松 理佐子 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (40301618)
上野谷 加代子 同志社大学, 社会学部, 教授 (40123583)
岩間 伸之 大阪市立大学, 生活科研究科, 教授 (00285298)
松端 克文 桃山学院大学, 社会学部, 准教授 (90280247)
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キーワード | 地域福祉 / 福祉教育 / ソーシャルワーク / 社会福祉士 |
研究概要 |
本研究は「地域福祉教育」という新たな教育研究体系について、その「場」と「教材」開発を試みる。今日の地域福祉の推進にあたっては、行政だけではなく多様な主体の参画と協働が求められる。しかしながらそうした推進主体の多様化に対して地域福祉教育の内実が伴っていない。そこで大学教育、現任訓練(実践ワーカー、行政職員)における教育カリキュラムやシラバス、また教材開発を具体的に進めることで、地域福祉教育の内実を作り上げていく。そのことは地域福祉とは何か、それをどう伝えるかという根源的な検討作業を重ねることにより、この教育原理の確立を指向することになる。 本年度は初年度として、地域福祉教育に関する論点と課題整理を中心に行った。シラバス研究では、社会福祉士養成の法改正を踏まえ、新カリキュラムにおける科目構造と教育内容の整理。また関連する「教科書」(地域福祉の理論と方法、福祉サービスの組織と経営、福祉行財政と計画)(8社)について、記載内容と国家資格出題基準の影響について分析を行った。 また独自のテキスト編集の理論枠組み、映像を用いた教材開発、地域福祉演習の教育実践などを提示することで、地域福祉教育に求められる課題を抽出してきた。それらを元にして次年度にむけて2つの調査(地域福祉授業に関する調査、都道府県社協の推進調査)をすることになった。 さらに地域福祉教育研究を進めるにあたっては、社協職員に対するヒアリングを2回実施した。1つは福祉教育事業の先進地(埼玉県、山口県、長崎県)調査。もう1つは地域福祉実習をしている社協調査である。 初年度であり研究成果の公開にまでは至っていないが、その基礎的作業を実施してきた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
14名の共同研究として、研究方法とそれぞれの研究課題の調整に時間を要したが、ほぼ当初の申請(計画)通りの作業、議論をすることが出来た。ただし東日本大震災の影響があり、現場フィールドワークに関しては、先方の事情から断念せざるを得ない結果となった。この部分については開催地を変更したり、別途のヒアリングを実施することで補うことはできている。
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今後の研究の推進方策 |
24年度は、1年目の基礎的作業を踏まえて、2種類の全国調査を予定している。また現場フィールドとの共同研究も視野に入れながら、各課題の探求にあたる。 ただし上記でも触れたとおり、東日本大震災への対応のため、予定していた社協は事業計画が大幅に変更されている。よって当初の予定していた社協でのフィールドワークはそのままでは当該社協に負担を強いることになり、難しい現状となっている。よってその部分(フィールドワークに関する研究)については別の研究方法を用いることで、その内実の検討については多面的に行うことにしたい。
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