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2011 年度 実績報告書

琉球弧における地域文化の再考と地域再生プランおよび実践モデル化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23330190
研究機関鹿児島国際大学

研究代表者

田畑 洋一  鹿児島国際大学, 福祉社会学部, 教授 (20163652)

研究分担者 高山 忠雄  鹿児島国際大学, 福祉社会学研究科, 教授 (20254568)
田中 安平  鹿児島国際大学, 福祉社会学部, 教授 (20341662)
小窪 輝吉  鹿児島国際大学, 福祉社会学部, 准教授 (30144421)
岩崎 房子  鹿児島国際大学, 福祉社会学部, 講師 (60352473)
キーワード地域福祉 / コミュニティソーシャルワーク / 地域リハビリテーション
研究概要

本研究は、過疎高齢化の進展が集落の存続を脅かすまでに至っている琉球弧の島嶼集落の再生をヒューマン・エコシステム(人間的生態系)構築の構想をもとに再生を図ることを目的とし、それらの島嶼に残る地域文化を福祉資源め観点から再考し、地域リハビリテーションという視点から衰退化が著しい地域再生のためのプラン作成および実践化を試みることを目指している。
平成23年(初年)度は、調査対象地域(奄美大島:奄美市・加計呂麻島・請島・与呂島、宮古島、石垣島:石垣市・竹富島・西表島・小浜島)における地域文化、および、保健・医療・福祉基盤に関する資料・情報収集をおこなった。
活動内容としては、8名の奄美大島在住の地域住民を対象として「奄美大島における地域(集落)の支えあいの現状と課題」と題した高山方式によるグループインタビュー(1回)、奄美市、石垣市、宮古島市では、教育・保健福祉・行政等専門家を交えて「教育、保健福祉、地域づくり」と題した研究会(計3回)、研究分担者の高山忠雄氏の報告「介護予防型地域リハビリテーションに関する現状」と連携研究者の沖縄大学玉木千賀子氏の報告「沖縄における介護予防ケアマネジメントの現状と課題」による公開研究会(1回)、連携研究者の本学名誉教授山下欣一氏および奄美郷土研究会大津幸夫会長による「公開2011琉球弧セミナー-奄美・沖縄からみた自立的発展-」と題した公開セミナー(1回)、奄美市および那覇市においては、それぞれの地域における「保健福祉の現状と地域文化」と題した公開シンポジウム(2回)、その他、奄美大島瀬戸内町においては、請阿室集落高齢者聞き取り調査をおこなった。
上記活動の結果、次年度以降の研究協力関係機関の協力体制も整い、現在、調査対象地の保健・医療・福祉の現状と課題の整理、島嶼集落における地域福祉文化と地域づくり活動の構成要素の抽出をおこなっているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

プロジェクトメンバーのこれまでの人脈に加え、連携協力者の人脈等にも支えられて、研究協力関係機関との連絡・調整がスムーズにいったことや、天候に恵まれたため計画を変更することなく予定どおりに調査研究が進められたため。

今後の研究の推進方策

調査対象地における地域づくり活動と地域住民の生活意識・心理状況の関連を調べ、島嶼集落での地域文化を活かした地域づくりの実態と効果を検討する。さらに、ヒューマン・エコシステム構築の構想に基づく島嶼集落の再生プランおよび実践モデルを作成し、その妥当性と拡張性を検討する。調査手法としては、グループインタビューとアンケート調査を用いる。

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公開日: 2013-06-26  

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