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2011 年度 実績報告書

日本版包括的アプローチと生徒指導・教育相談研修プログラムの開発的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23330204
研究種目

基盤研究(B)

研究機関広島大学

研究代表者

栗原 慎二  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (80363000)

研究分担者 石井 眞治  比治山大学, 現代文化学部, 教授 (60112158)
神山 貴弥  同志社大学, 心理学部, 教授 (00263658)
沖林 洋平  山口大学, 教育学部, 講師 (20403595)
米沢 崇  奈良教育大学, 教育学部, 准教授 (20569222)
キーワード生徒指導 / 教育相談 / 力量形成 / 包括的プログラム / マルチレベルアプローチ
研究概要

本年度は,4年間の取組の初年度であり,包括的アプローチの研究を進める上での基礎的知見を得るため,海外における包括的アプローチの実践状況に関する調査と,日本の教師の生徒指導・教育相談に係わる力量の実態調査を行った。
1海外調査
1)香港:2011年10月24日~29日
現地校視察,教育局視察,香港教育学院,バプテスト大学等での協議
2)オーストラリア:10月30日~11月5日
現地校視察,民間団体視察,カソリック教育省視察,メルボルン大学での協議
3)カナダ:3月10日~21日
現地校視察,民間団体視察,メルボルン大学,サイモン・フレーザー大学での協議
*以上3カ国で,日本での取組について講演を行い,評価を得た。
2日本の教師の生徒指導・教育相談に係わる力量の実態調査
2010年度に開発した生徒指導・教育相談に係わる力量調査を改訂し,広島市,新潟市,総社市で生徒指導主事,新任教員等を対象とした質問紙を作成し,この領域における日本の教師の実態調査を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定していた海外調査と基本的な実態調査を行うことができた。また,先行的にモデル校を設定し実践を行ったが,顕著な成果をあげることができ,包括的アプローチの有効性を実践的に検証することができたこと,また,当該校の教師への調査でも教師教育としての高い効果を検証できた。また,24年次のプログラムの実践都市も決定した。

今後の研究の推進方策

生徒指導・教育相談研修プログラムを作成し,実施し,効果を検証する。
・課題としては,これまでの予備的研修では,研修による効果を挙げていると思われる教師が,自己の資質・能力に関する自己評定を低くする傾向があり,一般的な自己評定では研修の効果を測定することが困難であることなどが挙げられる。対応策としては,自己洞察の深まりが自己評定への負の影響を与えている可能性があるため,いわゆるテスト形式の評価を行うこと,インタビュー調査や他者評定を組み合わせることなどを検討している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] オーストラリアの生徒指導と教育相談-オーストラリア・メルボルンの視察から-2012

    • 著者名/発表者名
      栗原慎二, 他4名
    • 雑誌名

      学校教育実践学研究

      巻: 18 ページ: 31-37

  • [雑誌論文] 教師の生徒指導に関する力量形成への示唆-オーストラリア・メルボルン大学の視察から-2012

    • 著者名/発表者名
      栗原慎二, 他4名
    • 雑誌名

      学校教育実践学研究

      巻: 18 ページ: 159-169

  • [雑誌論文] 教師の生徒指導に関する力量形成への示唆-香港の教育局・大学・学校現場視察から-2012

    • 著者名/発表者名
      栗原慎二, 他4名
    • 雑誌名

      学校教育実践学研究

      巻: 18 ページ: 171-177

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公開日: 2013-06-26  

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