• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実績報告書

高等教育改革、人材流動、ブレインゲインの相互作用に関する実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 23330239
研究機関一橋大学

研究代表者

松塚 ゆかり  一橋大学, 大学教育研究開発センター, 教授 (80432061)

研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2014-03-31
キーワード教育経済学 / 高等教育改革 / 人的資本政策 / ブレインゲイン(ドレイン) / モビリティー政策 / チューニング / 国際研究者交流
研究概要

本研究の目的は、学生及び研究者の流動性拡大と単位・学位の互換性強化を軸に、EU経済政策の一翼を担うボローニャ・プロセスに焦点をあて、高等教育改革、人材流動、ブレインゲインの相互作用を定量・定性両面の検証により明らかにすることであった。また、同改革がアメリカ及びアジアに急速に拡大していることに注目し、米国と中国の参画状況と政策的含意を調査した上で、日本への波及性を検討することも課題であった。アジア高等教育圏構想が議論される日本において、なぜ研究者・学生の流動性が高まらないのか、なぜ日本の大学の国際評価は下降傾向にあるのか、国際的流動化計画との調和と競合のバランスをいかに確保するのか、などの問いに対する一定の解を見出すことが目指された。これらの課題に取り組むために最終年度の平成25年度には以下を行った。
(1) ボローニャ計画の日本におけるインパクトを、特に学位や単位の国際通用性を高める「チューニング」に焦点をあてて行った。
(2) 欧・米・中・日の調査から得られたデータを包括的に検討し、高等教育の流動性に作用する要因として、留学奨励や教育互換制度の向上など教育面での制度改革のみならず、地域経済力、自然環境、歴史的経緯などについても総合的に考察した。
(3) チューニングについて、日本と中国を中心としたアジア高等教育圏への応用性を検討するとともに、地域的競合性について検討を行った。
(4) 分野特定型と異分野融合型それぞれについてチューニングモデルを作成し、その適用性を検討した。
これらの成果は、海外専門家を招聘しての国際シンポジウム、国際交流研究会、招待講演、出版物を通して発表・共有したが、研究期間を通した包括的な成果は国内外の連携研究者との共同執筆により「グローバル化の中の高等教育―人材流動化時代の大学への期待」として平成26年度中に出版される。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (10件)

すべて 2014 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 4件) 図書 (2件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] GPA,IRからチューニングへ2014

    • 著者名/発表者名
      松塚ゆかり
    • 雑誌名

      第63回東北・北海道地区大学等高等・共通教育研究会研究集録

      巻: ― ページ: 99-117

  • [学会発表] 人材流動化時代の大学改革2014

    • 著者名/発表者名
      松塚ゆかり、大場淳
    • 学会等名
      日本高等教育学会
    • 発表場所
      大阪大学
    • 年月日
      20140629-20140629
  • [学会発表] 日本の教学環境に則した統合的アプローチに向けて2013

    • 著者名/発表者名
      松塚ゆかり
    • 学会等名
      国立教育政策研究所 Tuning Workshop
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      20131109-20131109
    • 招待講演
  • [学会発表] GPA,IR,チューニング2013

    • 著者名/発表者名
      松塚ゆかり
    • 学会等名
      第63回東北・北海道地区大学等高等・共通教育研究会
    • 発表場所
      福島大学
    • 年月日
      20130830-20130830
    • 招待講演
  • [学会発表] GPA, IR, チューニングとカリキュラム改革2013

    • 著者名/発表者名
      松塚ゆかり
    • 学会等名
      大学改革フォーラム2013:大学改革支援プログラム(GP)の検証と展望
    • 発表場所
      明治大学
    • 年月日
      20130809-20130809
    • 招待講演
  • [学会発表] GPA, IR. チューニングの相互作用による学習と教育力の向上2013

    • 著者名/発表者名
      松塚ゆかり
    • 学会等名
      電気通信大学主催全学FDシンポジウム
    • 発表場所
      電気通信大学
    • 年月日
      20130724-20130724
    • 招待講演
  • [図書] グローバル化の中の高等教育―人材流動化時代の大学への期待2014

    • 著者名/発表者名
      松塚ゆかり、大場淳、北川文美、北原和夫、Robert Wagenaar、堀田泰司、 苑復傑、深堀聰子、Tuya Ariuntuya、布川あゆみ
    • 総ページ数
      260
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
  • [図書] ヨーロッパがつくる国際秩序2014

    • 著者名/発表者名
      大芝亮、大中真、吉川元、古内洋平、高橋幹雄、上原史子、井上淳、林忠行、松塚ゆかり、渡邊啓貴
    • 総ページ数
      230 (173-197)
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
  • [備考] 森有礼高等教育国際流動化センター

    • URL

      http://www.arinori.hit-u.ac.jp/

  • [備考] チューニングジャパン

    • URL

      http://www.tuningjapan.org

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi