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2011 年度 実績報告書

ドイツ・アメリカ等の新環境教育の教科教育学的検討と教科型環境学習プログラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 23330253
研究機関筑波大学

研究代表者

大高 泉  筑波大学, 人間系, 教授 (70176907)

研究分担者 井田 仁康  筑波大学, 人間系, 教授 (20203086)
江口 勇治  筑波大学, 人間系, 教授 (50151973)
服部 環  筑波大学, 人間系, 教授 (70198761)
キーワードESD / ドイツ / 教科型 / 環境教育
研究概要

ESDとしての環境教育が世界的潮流になっているが、ESDは、従来の環境教育の枠組みをはるかに超えているため、そのあり方はいまだに模索中である。本研究は、理科と社会科を中心にして、環境教育先進国であるドイツやアメリカ等の動向の分析と生徒の環境知識・意識・態度・行動様式等の国際比較調査を踏まえ、日本の理科と社会科におけるこの「新しい環境教育」のあり方を解明することを目的とする。両教科を中心にするのは、欧米においても環境教育のための独自の教科等は設定されていないし、日本においても、新学習指導要領に見られるように、むしろ両教科を中心とした環境教育(教科型・教科連携型環境教育・学習)が現実的だからである。そこで、本研究のうち、平成23年度は、目的の重点を下記に置いた。
(1)ドイツ、アメリカ等の学校教育の教科(理科や社会科)において、ESDとしての環境教育はどのように行われているのか。その目標、カリキュラム、教授・学習方法、教材の特質は何か。それ以前の環境学習との相違は何か等を解明する。
ドイツ、アメリカ等の学校教育の教科(理科や社会科)におけるESD及び環境教育・学習資料を多様な視点から収集した。また、日本教育学会、筑波大学エネルギー教育学会(研究代表者)共催によるシンポジウム:「環境教育の新たな展開と課題」の祭に、小学校の教諭と高校教師の環境教育の実践、企業のCSR活動としての環境教育、及びアメリカ、フランス、スェーデンの環境教育に関して貴重な資料・情報を収集した。また、福島の原子力発電所の事故発生に伴う、地域の環境汚染への関心の高まりに応じて、放射能と環境をテーマとした教材化に取り組み基礎的資料として身近な環境の汚染マップを作成した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

ドイツ、アメリカ等のESD及び環境教育に関する最新の資料収集に予想外の時間を有し、入手が遅れたことと、その分析に時間を要したため。

今後の研究の推進方策

ドイツ、アメリカ等の学校教育の教科(理科や社会科)において、ESDとしての環境教育はどのように行われているのか。その目標、カリキュラム、教授・学習方法、教材の特質は何か。それ以前の環境学習との相違は何か等を解明する点に変更はないが、折から発生した放射能(放射性物質)による身近な環境汚染をテーマにした教材化の必要性が新たに生じたため、こちらにも研究エフォートを割く予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 知識・技能を活用した授業の在り方をどう展開するか2011

    • 著者名/発表者名
      大高泉
    • 雑誌名

      教育時評

      巻: 24巻 ページ: 24-27

  • [雑誌論文] 地区活動報告・関東地区(シンポジウム:環境教育の新たな展開と課題)2011

    • 著者名/発表者名
      大高泉
    • 雑誌名

      教育学研究

      巻: 78 ページ: 145-149

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公開日: 2013-06-26   更新日: 2014-05-27  

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