研究分担者 |
有川 誠 福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (50325437)
森山 潤 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (40303482)
田口 浩継 熊本大学, 教育学部, 准教授 (50274676)
大谷 忠 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (80314615)
島田 和典 大分大学, 教育福祉科学部, 講師 (50465861)
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研究概要 |
ものづくり基盤技術振興基本法(1999)は小・中学校において技術教育の学習振興を求めている。この要請に応えるべく,小・中一貫の技術教育の教育課程の編成にむけ,「日本と英国の児童生徒のものづくりの意識及び意欲に関する国際比較」(2006~2008年科学研究費補助金(基盤研究(C)土井康作代表)をした。英国の児童生徒は,ものづくりの「器用意識」,「好き意識」,「計画を遂行出来る意識」などが有意に高かった。日本の小・中一貫の技術教育の教育課程の構築に有益な示唆を与えるデータであった。しかし,この差の要因の解明には至らなかった。本研究の目的は,日本と英国における児童生徒のものづくりの意識差の要因を教育的及び文化的側面から究明することにある。 【平成23年度研究の成果】本年度の成果は,第一に英国の研究協力大学及び協力者を決定したことにある。Institute of Education, Manchester Metropolitan Universityと研究協力を得た。(1)日本と英国(UK)の学校への協力依頼と学校選定。英国の選定の為,7月,10月に訪英し,協力依頼と協力校の選定をした。第二は(1)ものづくりに関する自尊感情尺度の作成,ユーザー視点の質問紙ものづくりの質問紙,ものづくりに関する自尊感情尺度,ものづくりの文化に関する質問紙を作成した。第三は,ユーザー視点の観点から,日本と英国の小学校3年生から小学校6年生までの児童生徒(各学年6~8名)を対象に,聞き取り意調査を実施し,現在解析中である。
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