研究課題/領域番号 |
23330276
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
大井 学 金沢大学, 学校教育系, 教授 (70116911)
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研究分担者 |
藤野 博 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00248270)
権藤 桂子 共立女子大学, 家政学部, 教授 (90299967)
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キーワード | コミュニケーション / チェックリスト / 語用論 |
研究概要 |
連合王国の研究者、Mick PerkinsおよびMaggie Vance(いずれもUniv.Sheffield)と同地での高機能自閉症スペクトラム群(HFASD)ならびに定型発達群の子どもからデータを得るための環境設定と手順について打ち合わせた。 またカナダにおいて多言語のHFASD群についてのデータ収集体制の準備に着手した。 国際自閉症研究会議(IMFAR2012)において、多言語のHFASD群から得たデータの速報を行った。日英バイリンガルのHFASD6名、日英バイリンガル定型発達児6名、日本語モノリンガル定型発達児6名を比較した結果を報告した。バイリンガルHFASAD児は英語語彙が定型発達のバイリンガル児より劣り、日本語語彙では両群に差がなかった。日本語モノリンガル定型発達児は2つのバイリンガル群より日本語が優れていた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者が不測の病気となり、連合王国を訪問してデータ収集活動を立ち上げることができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
連合王国を訪問し、そこでのデータ収集を立ち上げ、遅れていた課題の前進を図る。
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