研究概要 |
25年度補助金交付申請書「研究実施計画」に沿って述べる。記号番号は研究実施計画による。 1.3-(い)Bernstein関数へ一般化されたPF模型のスピンがある場合への拡張はおおよそ完成した。現在論文にまとめている。スピンがない場合でも1)自己共役性2)空間的指数減衰性3)場のガウス型減衰性4)無限体積ギブス測度の存在 などを示すことが出来、国際誌(Adv in Math 2014)から出版された。2.4-(い)汎関数積分によるUV切断のくりこみは24年度に完成と思ったが、大きなギャップが見つかった。しかし、25年度に無事に解決することが出来、現在 Gubinelli, Lorinczi と共同で論文を完成させ、国際誌に投稿中である。またその系として、並行移動不変な模型に対しても、宮尾忠宏(北大)と共同でくりこみ可能性を示し、プレプリントにまとめた。3.6 PF模型の基底状態のボゾン数の評価は完成に至らなかった。4.1-(あ, い),2-(あ,い,う) 準相対論的PF模型の基底状態の存在を日高建(九大)と共同で示した。5.相対論的Nelson模型のUV切断のくりこみを考察した。くりこみ項の予想はついたが完成には至っていない。
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