研究課題
基盤研究(B)
銀河団や宇宙の巨大構造の進化の過程を観測的に明らかにするには,精密X線分光により銀河団ガスの運動の様子を測定することが有効である。本研究では,それを可能にする極低温動作のTES型X線マイクロカロリメータを,人工衛星の微小重力下でも使用可能な断熱消磁冷凍機と一体で開発した。その結果,十分な冷却性能を持つ極低温動作環境を実現し,また磁気的・電気的シールドを工夫することによって,5.9 keVのX線に対してエネルギー分解能6.6±0.3 eV (半値全幅)を達成した。
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J. Low Temp. Phys
ページ: 7
10.1007/s10909-013-1005-4
巻: 167 ページ: 554-560
10.1007/s10909-012-0592-9