研究課題
基盤研究(B)
従来の遠赤外線画像センサーには、読みだし集積回路(ROIC)の性能(雑音、線形性、消費電力)が不十分であったため、画素数の多い画像センサーを実現出来ないという問題があった。本研究では、FD-SOI CMOS VLSI技術を用いることで、その困難を克服し、極低温でも、低雑音、良好な線形性、超低消費電力を実現する極低温ROICの開発に成功した。まず、ROICの基礎となるMOSFETを試作し極低温での特性を評価した。明らかとなった特性を基に、回路要素である、オペアンプ、シフトレジスタ、アナログスイッチを試作した。最後にそれらを組み合わせた極低温ROICを設計試作した。極低温での特性は良好であった。
すべて 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (7件) (うち招待講演 1件)
Publications of the Astronomical Society of the Pacific
巻: 124 ページ: 823-829
10.1086/667391
J. Low Temp. Phys
巻: 167 ページ: 602-608
10.1007/s10909-012-0461-6
IEICE Trans. Commun
巻: E94-B ページ: 2952-2960
10.1587/transcom.E94.B.2952