研究課題
平成25年度は、昨年度に引き続き、焦点面検出器及び光学系の製作・構築を進め、気球実験の責任機関であるCENS(French Space Agency)では、焦点面検出器及び光学系の動作確認・性能評価を行い、気球実験のゴンドラへの組込み作業が行われた。焦点面検出器では、構成回路統合の過程で、回路基板間の接続に関して修正を加えながら作業が進められた。信号を処理するFPGA及びCPUのプログラム開発も順調に進められ、36本の64画素光電子増倍管からなる2304画素の焦点面検出器の動作確認を完了し、熱真空試験を完了した。光学系に関しては、前年度の光学系設計の再最適化を行った影響で、レンズ製作開始が3ヶ月遅れたが、その後順調にすべてのレンズの製作を完了した。理研で、各レンズの簡易的な性能評価を行い、フランスのToulouseのIRAP研究所(Institut de Recherche en Astrophysique et Planetologie )へ輸送した。平成25年11月より、IRAP研究所での性能評価が行われ、その後、焦点面検出器と共にゴンドラへの組込み作業が行われた。CENSに於いて、気球実験スケジュール(他の実験ブループの実験との関係で)の再調整を行った結果、当初予定されていた平成25年3月頃の飛翔実験が、平成26年8月頃に変更するという決定がなされた。このため、当実験は、待機をしている段階となっている。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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EPJ Web of Conferences
巻: 53 ページ: 09003
10.1051/epjconf/20135309003
The 33rd International Cosmic Ray Conference, Rio de Janeiro, July, 2013
巻: 印刷中 ページ: 印刷中