研究課題
基盤研究(B)
1重項スピンブロッケード領域とその周辺でのソースドレイン電流・電圧特性に核スピン偏極に起因すると思われるヒステリシスの詳細な測定および解析を行った。磁場5Tから8T程度で観測される1重項スピンブロッケードと励起スペクトルで観測される1重項・3重項基底状態遷移はよく一致している。また1重項スピンブロッケードのリーク電流は約10pA程度と通常の3重項スピンブロッケードにくらべ大きい。これはエンタングル状態である1重項状態が核スピン揺らぎの影響により比較的容易に破壊されることで説明できる。これらの結果をまとめた論文がAppl.Phys.Lett誌にて出版された。
すべて 2014 2013 2012
すべて 雑誌論文 (7件) 学会発表 (13件) (うち招待講演 2件)
Phys. Rev
巻: B89 ページ: 085302
10.1103/PhysRevB.89.085302
Appl. Phys. Lett
巻: 103 ページ: 183107
10.1063/1.4827817
J. Phys. Cond. Matt
巻: 25, vol.34 ページ: 345301
10.1088/0953-8984/25/34/345301
巻: B88 ページ: 035303
10.1103/PhysRevB.88.035303
Jpn. J. Appl. Phys
巻: 52 ページ: 04CJ02
10.7567/JJAP.52.04CJ02
巻: 101 ページ: 263108
10.1063/1.4773304
Appl. Phys. Exp
巻: 5 ページ: 025002
10.1143/APEX.5.025002