研究課題
基盤研究(B)
温度上昇に伴ってドレライトの摩擦強度が室温から400℃まで低下し、その後800℃まで増加し、1000℃まで再度低下するという変化が認められ、800℃までの摩擦強度は非晶質物質・鉄酸化物含有量とそれぞれ負・正の相関があり、1000℃では輝石の酸化分解反応生成物の粒状流動により摩擦強度が低下したことが判明した。粉砕時間の異なるドレライト試料について広範な変位速度下で摩擦強度を調べた結果、低変位速度では粉砕時間の長い試料ほど摩擦強度が大きく、高変位速度では逆に粉砕時間の長い試料ほど摩擦強度が小さくなった。このような粉砕時間による摩擦強度の違いが、非晶質物質に吸着した水分量に起因することが判明した。
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Journal of Geophysical Research
巻: 116 ページ: B07306
10.1029/2010JB007945