研究課題
基盤研究(B)
白亜紀セノマニアン/チューロニアン階境界付近に生じた海洋無酸素事変(OAE2)は,海底下で広範囲に有機物が埋没すると同時に,炭素循環の激変に伴う大規模な気候変動が生じた時期として知られる.北海道では他地域ではなしえない高解像度の研究が可能だが,近年,わずか2万年の期間に強い環境変化が生じていた可能性が示唆された.本研究ではその環境変動(NSP)について,バイオマーカー(有機分子化石)分析,特に陸上高等植物由来分子の個別分子炭素同位体比について調査した.その結果,NSPに連動して陸上植物組成に一定の変化が見られ,OAE2期間,東アジアの陸域で短期的な気候変動が生じていたことが示された.
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