研究課題
基盤研究(B)
低アスペクト比トーラス実験装置LATEにおいては、弱い垂直磁場をトロイダル磁場に重畳して電子サイクロトロン(EC)共鳴プラズマを生成した時、トロイダル電流の急激な増加により開磁場構造から閉磁気面構造へと自発的に構造変化が起こる新しい現象が観測されている。この磁場構造変化に伴う静電ポテンシャルの変化を調べるために、重イオンビームプローブシステムを構築し静電ポテンシャルの計測を行った。閉じた磁気面が形成されている時、赤道面のEC共鳴層付近の空間電位は-20~-30V の負の値になっており、開いた磁場構造時の正の静電ポテンシャル分布が磁場構造変化に伴って大きく変化している事が初めて観測された。
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IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials
巻: Vol.132 No.7 ページ: 567-573
http://plasma47.energy.kyoto-u.ac.jp/index.html